【文スト】(太宰治)あなたの無効化で。＊完結

氷花13 ページ15

目の前には白髪の男の屍…







…がある筈だった



「ど、どういうこと……!?」




目の前には倒れた人型の人形…一部が氷となり崩れている



さっきまで生きた人だった…

なにが起きたのかわからない




「太宰…さん？これは…… 」



「Aちゃん、助けてくれてありがとう。そして＿＿＿









おめでとう、""合格""だ！！」







合格……？


「何に…ですか？？」



「武装探偵社の入社試験だよ」


＿＿！！


ーーーｶﾞﾁｬ


「いやぁ〜驚かせちゃったかな？ごめんねぇ〜」


オレンジの髪をした人が部屋に入り何故か謝ってきた



「彼は谷崎くん、幻想を見せる異能力者なんだ」


「ということは…あの人形が動いていたのも全部…幻想……？」



「太宰さんに頼まれた時は驚きましたよ〜！
そんな犯罪者の虚像なンてつくった事無いですし〜、1日でイメージなんて湧かなくて敦くんの姿にしちゃいました〜アハハﾊ」

彼は困ったようにポリポリ頭をかいている


「だろうねぇ。だって敦くんにマスクをつけた姿そのものだったもの！一瞬目を疑ったよ」



私を置いて楽しそうな2人は、ぽんぽん会話が進んでいく



まだ正直頭が着いてきてないです・・・

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