3話 ページ3
定時だ。定時になった。
私は、『お疲れ様でした。』と一言残すと、ドタバタ走ってバーまで行く。この私が走るぐらいだ。本当に気に入っている。
会員制のバーで、気に入りすぎて誰にも教えていない。客は少ないが、知る人ぞ知るお店である。
カランコロン、と毎日聞く心地いい音が耳に響く。
「いらっしゃい。」
と、聞き慣れたマスターの声で気分が落ち着く。
マスターの前のカウンター席にどっかり座り、荷物を地べたに放り投げると、
『あー！！！！疲れた！！！！』
と、大声で叫ぶ。もはや習慣である。
マスターは見向きもしない。毎日のことだからね。
『ねぇ、いつもの。』
と、マスターに頼む。かなり強い酒を私は毎日浴びるように呑んでいる。
「ほら、どうぞ。」
と、出された酒をガバガバと呑んでマスターに愚痴を聞いてもらう。ゴミみたいな上司の話を毎日聞いてくれるマスターが珍しくこんな事を言った。
「あぁ、そういえば会員が1人増えてね、今日お越しになるんだよ。」
『へぇ〜、知り合いじゃないといいなぁ。』
と、酒が回った私はヘロヘロになりながら答える。
この時、この出会いが私の運命を変えるだなんて思ってもなかっただろう。
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むよえ - とーの。さん» そんな言葉もったいないです…！ありがとうございます！！更新サボってて申し訳ないです（ ; ; ） (2019年5月13日 18時) (
レス) id: 2ff8268a55 (このIDを非表示/違反報告)
とーの。(プロフ) - とても面白くて素敵な作品ですね！続きを楽しみにしています (2019年5月13日 16時) (レス) id: c42f05a8ea (このIDを非表示/違反報告)
むよえ - 優は美味なつくだにさん» ありがとうございます！！ (2019年5月2日 22時) (レス) id: 2ff8268a55 (このIDを非表示/違反報告)
優は美味なつくだに - めちゃくちゃ好みの作品です！更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年5月2日 0時) (レス) id: b364b26750 (このIDを非表示/違反報告)
むよえ - かなとさん» すいません、操作ミスでした… (2019年4月28日 15時) (レス) id: 2ff8268a55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むよえ | 作成日時：2019年4月28日 11時
