愛してる ページ22
修也「…っ」
トクン
トクン
弱々しくも確かに響いている鼓動に目を見開いた
A「いきてる…？…っ生きてる！！！」
気づいたら、あいつを抱えて走っていた。
驚きの真実に私は胸が高鳴り止まらなかった
人が生きていてこんなに嬉しいのは、恋とやらをしているからなのか
ただ嬉しくて、この灯火を消したくなくて、全力で走った
A「生きてた、生きてた生きてた！！」
病院に駆け込み医師を呼ぶ
あいつが担架に運ばれているのを、遠い気持ちで見ていた
全てが夢だったような気さえする不思議な気分だった。
すぐさま手術室へ運ばれ、5時間による大手術が行われた
結果は
成功。
リハビリは必要だが、命に別条はないし、後遺症も残らないということで
まさに奇跡としか言いようがないことだった
ー2日後
修也「…ぅ…っ」
カシャンッ
私は思わず水桶を落としてしまった
あれから2日間眠っていたあいつが今目を覚まそうとしていたからだ
A「あ、あ…っせ、先生っ先生を呼ばなくては…っ！！」
テンパりまくった挙句、先程落とした水桶を蹴ってまた音を立ててしまった
ひとり唸り声をあげていると、笑い声が聞こえてきた
修也「ははは…、珍しいなぁ、君がそんなに焦るだなんて」
そういつもより頼りなさげに笑っているあいつは、私が医師を呼びに行くのを私の服の裾を掴み阻止した
A「…っ、どうした…？それより…！
な、なに酸素マスク外してるんだ！！」
修也「いいんだよ。もう、そんなに深刻な状態じゃないし…
こっちの方が喋りやすいだろ？」
と爽やかに笑われては、こちらとて口が出せぬ状況になってしまった
A「…何か話すことがあるのか？」
ギシッとバネの軋む音を聞きながら、あいつのベッドの空いているところに座る
修也「…ありがとう…
本当にありがとう…
あの時…君が声をかけてくれなかったら、きっと意識も戻らなかった。
聞こえてきたんだよ、ぼやっとだけど、
僕を呼ぶ声が聞こえてきた…修也って
瀕死だったけど、嬉しかった…君に呼んでもらったことが嬉しかった。
…あの時気づいていたかもしれないけど、もう一度言わせてくれ。
好きだ。
君を愛してる…他の誰よりも」
涙が出てきたのはどの辺りでだっただろうか、だがそのくらい私の顔は涙でびしょ濡れだった
A「わた…しも、私も！好きだ…っお前を…愛してるよ…！！」
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ひはる(プロフ) - 今までお読みになってくださった皆様、本当にありがとうございました！ (2015年11月4日 23時) (
レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - おお！！おげ！来週あたり見てみるわ (2015年8月25日 22時) (レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
チェリーの帝王 - 作者名はこれにする！あ、今はまだ作ってないから探してもないよ！それじゃ！WRY！ (2015年8月25日 21時) (レス) id: 72ad0c6800 (このIDを非表示/違反報告)
ξ´・ω・`)チェリー院典明 - もうひとつ作品書く！のでもうちょい待ってて、あーえっと私の文才は吉良(きら★)が食べてしまったのでありません(((⊂⊂⊂(°∀°)⊃⊃⊃短編か、長編か迷ってる。もちろんDIO様は必ず出すよ！！！φ(*`Д´*)φ (2015年8月25日 21時) (レス) id: 72ad0c6800 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - 消すな〜ーー！！教えろー！！じゃなきゃ画像アップの仕方教えないぞーーーー！ (2015年7月31日 23時) (レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる | 作成日時：2015年7月24日 22時
