兄弟喧嘩 ページ18
康介「……知っているとは…何をだ…
何を知っている！！」
そう狂気を帯びた目に、焦りと怒りの色が入った
修也「全てさ。
…聞いていたんだよ、父さんたちがまだ生きていた頃。
まだ体が弱かった僕の代わりに、君が上に立つための英才教育を、隠れて受けていたことも
父さんが君に託した地位と言葉も
全部全部聞いてた。
ずっと聞いてて
少しだけ悔しかったな…はは…っ
……俺が継ぐことになった時、否定しようとした。
だけど康介はそのとき13歳…
周りは誰も信じやしないし、逆らうことができなかった。
でもこの仕事に慣れ始めたら思うようになったんだ
この父さんの形見を高みまで持って行きたいと。
誓ったんだよ…康介。」
康介「…っ！！何が…何が誓いだ…！俺から何もかも奪っておいてそんな勝手が許されるとでも思っているのか…！！
はっ、まあ知っているのならちょうどいい！
さっさとお前のその居場所を俺に明け渡せ！
そしたらお前もそこの化物にだって手はださねぇよ！」
目をらんらんと輝かせ、怪しく高嗤いをする康介
修也「…言っただろ、誓ったんだ。
この身に誓って…人生が終わりを告げるまで明け渡すことはしない。
誓いを破り、生きているうちに渡すことは恥だ！
だが…彼女に手を出させもしない…！」
康介「…は？」
腑抜けな声を出し、頭上にクエスチョンマークを掲げる
もちろんそれは私も同じだった
A「何を…するつもりだ…？」
修也「……A…」
A「…っ？！」
私の名を呼んだその声は
今までのどの声より優しく…悲しい声だった
スゥ…
その後何も声を発さず、静寂が訪れたこの空間に
一つの彼の動作が浮きだつ
A「…何をしている…早く…それを離せ！！」
癖っ毛のそいつが手にしている物…それは
先程私の喉元までかかった、艶めくナイフだった
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ひはる(プロフ) - 今までお読みになってくださった皆様、本当にありがとうございました！ (2015年11月4日 23時) (
レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - おお！！おげ！来週あたり見てみるわ (2015年8月25日 22時) (レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
チェリーの帝王 - 作者名はこれにする！あ、今はまだ作ってないから探してもないよ！それじゃ！WRY！ (2015年8月25日 21時) (レス) id: 72ad0c6800 (このIDを非表示/違反報告)
ξ´・ω・`)チェリー院典明 - もうひとつ作品書く！のでもうちょい待ってて、あーえっと私の文才は吉良(きら★)が食べてしまったのでありません(((⊂⊂⊂(°∀°)⊃⊃⊃短編か、長編か迷ってる。もちろんDIO様は必ず出すよ！！！φ(*`Д´*)φ (2015年8月25日 21時) (レス) id: 72ad0c6800 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - 消すな〜ーー！！教えろー！！じゃなきゃ画像アップの仕方教えないぞーーーー！ (2015年7月31日 23時) (レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる | 作成日時：2015年7月24日 22時
