康介という後継者 ページ14
康介「…フフッ
そう、血など一滴だって繋がっていない
赤の他人なんだよ」
A「だからといって、実の弟のように接してきたあいつをなぜ狙う！
血の繋がりなど…あって無いようなものじゃないか！
康介…貴様とて心はあるだろうが！」
康介「…少し違うな。兄さん…いや、修也を家族と思ったことはない。
狙う理由だと？決まってるじゃないか。
あいつが、修也が俺の存在価値を失くしたからだよ！」
存在価値…？何をもって決めている価値なんだよ…
存在価値はなくならない…そのものが生きている限り…！
私だって最近気づいたことさ、でも、だからこそ、その重要さがわかる。
なぜ、何故わからない…‼︎
A「…お前にとっての…存在価値とは…なんだ…」
康介「…この会社の後継者として、父さんの後を継ぐことだ…
俺は養子に取られた、修也は気づいてないだろう。
なんせ俺は赤子の時に引き取られたからな、そんな小さい頃の記憶なんて覚えてるわけがない。
何故引き取られたかわかるか？
体が少し弱い修也の代わりに、父さんが開こうとしている会社の跡継ぎを誕生させるために引き取られた！
それこそが俺の存在価値を示す！
跡継ぎとなるために育てられた俺は、この会社の跡継ぎとならなければ、存在する意味もない！
だがどうだ…いきなり殺し屋に父さんが殺され、この話を知るものは俺だけとなった、まだ遺言を書くには若すぎる…どこにもそのような物は残っていなかった
そして…必然的に周りは、長男である修也を、跡継ぎとして社長に即位させた。
この時の失望感はわかるまいよ…
俺の価値はそこにあった…あったんだよ！
父さんに託されたその地位こそが俺の形見だ。
それが奪われたなら…取り戻すまで…！
それが修也を…失わせることにしようとも！」
狂ってる…
幼いころ本当の意味で
必要とされてなかった事実が、上辺だけの必要性にすがりつく要因となっている。
A「…では、お前が送ってきていたジャスミンティーにも、何か仕掛けていたのか？」
康介「…ああ、あれはな、ティーバッグ一つ一つに微量の毒を仕込んでいたんだ。
別に一つ二つ飲んだところで害はない、ただ蓄積されていくんだ
つまり、多く飲めば飲むほど、毒の強さは高まり、最終的に死まで追いやることもできるのだ。」
謎が解けた…急に高熱を出し始めた要因も…
康介…お前は昔の私に似ている…
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ひはる(プロフ) - 今までお読みになってくださった皆様、本当にありがとうございました！ (2015年11月4日 23時) (
レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - おお！！おげ！来週あたり見てみるわ (2015年8月25日 22時) (レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
チェリーの帝王 - 作者名はこれにする！あ、今はまだ作ってないから探してもないよ！それじゃ！WRY！ (2015年8月25日 21時) (レス) id: 72ad0c6800 (このIDを非表示/違反報告)
ξ´・ω・`)チェリー院典明 - もうひとつ作品書く！のでもうちょい待ってて、あーえっと私の文才は吉良(きら★)が食べてしまったのでありません(((⊂⊂⊂(°∀°)⊃⊃⊃短編か、長編か迷ってる。もちろんDIO様は必ず出すよ！！！φ(*`Д´*)φ (2015年8月25日 21時) (レス) id: 72ad0c6800 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - 消すな〜ーー！！教えろー！！じゃなきゃ画像アップの仕方教えないぞーーーー！ (2015年7月31日 23時) (レス) id: 4f5fa95dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる | 作成日時：2015年7月24日 22時
