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「うん、ふふ。こちらこそ最高の彼氏になってくれてありがとう。絶対幸せにしてくれるもんな？」
『も、もちろんや。覚悟、しとけよ、……』
「んは、安心して。もう十分してくれてるよ。」
そう言ったA、、やなくてAはそのまま俺の肩に頭を預けてきた。
一気に鼓動が早まって、頭を預けられた肩が燃えるように熱くなる。
バレてる？これバレてる？心臓の鼓動って肩貫通して伝わるっけ？
そして何より体全身がもう固まってしまって動かない。まるで金縛りにあったような。
俺の元に決められてる値を遥かに超える愛の電流が頭のてっぺんからつま先に流れて来てしまって、このままでは制御がまるで効かなくなりそう。発熱する、普通に。ブレーカーくれ。
「なーぁ、……匠伍、？」
『…ど、どしたん、A、……。』
「わ、わたし、さ、」
『うん、』
「が、頑張ってその、甘えて、？みたんやけど、な、なんか無いん、？」
暴発するぞボケコイツどこまで俺をドキドキさせれば気済むねん何？それ？は？？
頑張って甘えてみた、………？？？？？？
『…………い、………ぎる、……』
「…え、？なんて、？」
『………っ、かわい、…すぎる……、、！！！！！！！』
「ううわぁ！？！？うるさぁ！？！？、？」
『あ、すまん、……』
制御の効かなくなったAへの思いをどこにぶつければいいのかわからず結果それが声として体の外へ放出された俺は自分でもびっくりするぐらいの大声が出てしまった。
すまん、マジで。肩に頭あるんやった。
びっくりしてAの頭は俺の肩からぶっ飛んでった。(起き上がっただけ)
で、でも、
『……その、それ、……』
「ん、？」
『その、なんか、頭肩に置く、やつ。やめんといてほしい………。』
「あ、ごめん。………これっててっきり預けてる側だけが良いもんやと思ってたけどそんなこともない？」
『そんなこともなさすぎる。肩に頭置かれるの良すぎる。ほんまに好き。』
「おお、あ、ありがとう、？」
唐突な愛の告白をしてしまった故、少し戸惑いながらだがもう一度Aが俺の肩に頭を預けてくれる。
神様、俺はほんまにAの彼氏になれたんですよね？
なら、少しぐらい。
ほんの少しだけなら、Aに触れても、いいよな、？
恐る恐る左手をAの柔らかな髪の毛に、俺の肩に乗っかる頭に、伸ばした。
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作者名：かどき | 作成日時：2024年3月12日 23時
