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102. ページ4

side...You









私のいる世界はいつも暗い









時々どこからか聞こえてくる





私の名前を呼ぶ声







その声は柔らかくて





こんな世界にはとても似つかわしくない









"ダメよ。行かせないわ"









"あんたはずっとここにいるの"









分かってる。逃げられない事なんて。









"Aちゃん"







また聞こえるあの声









"Aちゃん起きて!!"









あれ?なんでそんな悲しそうなの?






この声、どこかで聞いた









"Aちゃん!目覚ませよ!!"









『、、あ、、ら、、ん、くん、、』








亜「Aちゃん!!先生!!意識が!!」





先「落ち着いて下さい。伊藤さん、分かりますか?」





見覚えのない天井から視線を外すと、目に涙を溜めた亜嵐くんと





白衣を着た男性が話しかけてきた




『、、、ここは、、』








先「担当医の澤口と申します。ここは病院です。運ばれてきて2週間ほど眠っておられました。明日、一度検査をしますのでそれまで無理せずにこのままゆっくり落ち着いて過ごしてください。」







先生はそう告げるとカルテを記入しながら部屋を出て行った






看「ご気分はいかがですか?頭痛や吐き気はありますか?」





静かに首を横に振ると優しく微笑み、体温を測ってから

何かあればすぐにナースコールを押すように言われ、部屋から出て行った









『亜嵐くん、、お仕事は?』





亜「こんな時まで俺の事はいいって。


そんな事より、




やっと、、目覚ましてくれた」







そう言うとベッドの横に来て私の手を握り締め、




そのまま自分の額へと持って行った









その姿に胸が締め付けられ、



手を握り返し








そっと目を閉じた








.

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nohana(プロフ) - 七海さん» お返事遅くなりすみません。現在、更新するので精一杯ですので、落ち着きましたらご指摘頂いた箇所を直していきたいと思いますm(__)mありがとうございます。 (2020年6月24日 18時) (レス) id: b87174ea37 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 108.のここの部分 看護師さんが内戦を繋いでくれている間も これ正しくは内線ではないでしょうか (2020年6月14日 23時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nohana | 作成日時:2019年6月13日 14時

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