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『亜嵐くん、、』
階段を下り、車椅子に乗って病室へ向かう途中
急に真剣な声色になり名前を呼んだ
亜「ん?どした?」
『亜嵐くんを今回の事で巻き添いにして、心に傷を付けてしまって、、本当にすみませんでした』
亜「も〜。余計な事心配しなくていーの!」
前を向いているAちゃんは
今どんな顔をしてるのかは分からないけど、
少しでも不安を取り除いてあげたい
病室へ入り、
脇の下へ肩を滑り込ませ
優しく抱えてからAちゃんをベッドへ座らせた
亜「なんにも心配しなくていいから」
正面へ回り、彼女の両膝に手を置くと
遠慮しがちに俺の手を取るAちゃん。
『、、明日、警察の方がお見えになるみたいで』
そう告げる彼女の手は震えていて
『こうなった経緯を聞くのが怖いです』
離れたくなかった
亜「明日必ず来るから。」
『でも仕事が、』
亜「ふっふっふ。休みです」
『せっかくのお休みなのに、』
亜「じゃあー、
Aちゃんが素直になるクイズを出します
その一、
明日俺がここに居る
その二、
明日俺はここに居ない
さぁ、どっち?」
『それ、クイズなんですか?』
亜「クイズです。答えは?」
『、、ここに、、、
居る』
亜「よく出来ました。」
答えを聞いて、
ハグをする
亜「だから、安心して今日は休んでよ。」
離れるのが名残惜しく感じながらも
我慢して明日もまた会えるからと
自分に言い聞かすように
病院を後にした
.
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nohana(プロフ) - 七海さん» お返事遅くなりすみません。現在、更新するので精一杯ですので、落ち着きましたらご指摘頂いた箇所を直していきたいと思いますm(__)mありがとうございます。 (2020年6月24日 18時) (レス) id: b87174ea37 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 108.のここの部分 看護師さんが内戦を繋いでくれている間も これ正しくは内線ではないでしょうか (2020年6月14日 23時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nohana | 作成日時:2019年6月13日 14時