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side...Alan
スタッフ「お疲れ様でした。」
亜「お疲れ様です!」
雑誌の撮影の打ち合わせが終わって荷物を取りに楽屋へ向かう。
腕時計を確認するとまだ時刻は17時30分
病院へ行くのになんとか間に合いそうだ。
何回も通っている廊下が先日とはまるで違うように感じるのは
今から向かう先には
愛しい人がいて、
そしてその声を聞ける事が分かっているからだろう
大切な人に触れたり、声が聞けることは、
当たり前の様で当たり前じゃなかったんだ
早く会いたい
楽屋までもう少しの所で、部屋の前に人影が見えた
その人影との距離が近くなるにつれ鼓動が早くなる
亜「、、、どいてくれない?入れないんだけど」
至って冷静を装い、目を合わずに告げる
「亜嵐、、話しを少しでもいいから聞いて欲しいの」
亜「話しならとっくに済んだでしょ?今さら何?前もそうだけど、いきなりこられても困るんだけど」
「、、前にいた子、彼女?」
亜「花には関係ないでしょ。」
そう言い放ち、
花の肩を押して無理やり楽屋に入った
花と番組で共演しても、目を合わせる事は決して無かったし、
ましてや会話なんて。
なのにここ最近やたらと絡んできて、昔の話しを持ち出そうとする彼女に不快感でいっぱいだった
亜「あ、やべ、早く行かないと」
気持ちを落ち着かそうと開けたばかりの缶コーヒーを片手に楽屋を出れば、
帰っているだろうと思っていた彼女はまだそこにいた
動揺しているのがバレないように
冷静に。
冷静に。
そう頭の中で復唱して
亜「あのさ、また俺の事利用する気?」
それだけ言い残して、花の返事を待たずにその場を離れた
「、、、、絶対諦めないから。」
そう呟いた彼女の言葉がこの先どうゆう事を意味するかも知らずに
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nohana(プロフ) - 七海さん» お返事遅くなりすみません。現在、更新するので精一杯ですので、落ち着きましたらご指摘頂いた箇所を直していきたいと思いますm(__)mありがとうございます。 (2020年6月24日 18時) (レス) id: b87174ea37 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 108.のここの部分 看護師さんが内戦を繋いでくれている間も これ正しくは内線ではないでしょうか (2020年6月14日 23時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nohana | 作成日時:2019年6月13日 14時