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side...Alan
『、、、。』
返事をする代わりに少しだけ頷いてくれたけど、
きっとどういう意味かなんてこれっぽっちも伝わっていない事は分かってる
今の立場で、嫉妬したり独占欲みたいなものが出たりするのはお門違いだ
彼氏でも何でもないから
でも玲於と楽しそうにする彼女を見て
どんな瞬間でも笑う時は俺の隣にいて欲しい
そんな事を思っていた
全員のセットが終わって、いつも通り道具を綺麗に掃除して一息ついた
仕事をしている時の彼女は心の底から楽しそうで、見ているこっちも幸せな気持ちになる
涼「ねぇねぇ、いっつもさ、家で髪の毛セットしてもすぐペッシャンコになっちゃうんだけど、どうやったらこんな持続するの?」
鏡の前に座っていたAちゃんの横に腰掛けて自分の頭を指差す涼太
困り顔の涼太に笑みを浮かべて、向き合うように座り直す2人
『片寄さんは髪の毛が柔らかいのでワックスを付けすぎも良くないです』
何種類かあるうち、1つのワックスを選んで少しだけ手に取る
『これくらいの量を手全体に広げてから根元じゃなくて毛先に付けるようなイメージです』
向き合ってる状態で、涼太の髪の毛に触れる
涼「へぇ〜、俺めっちゃたくさんワックス付けてたわ。」
『このワックスいいですよ。片寄さんの髪質に合うと思います。よかったら持って帰ってください』
涼「え、いいの?!」
『今新品が無くて、使いさしですけど笑』
やったーってワックスを持ってみんなに自慢してくる
龍「お菓子貰って喜んどる子供やんけ笑」
メ「俺も欲しいー!!」
裕「だからメンさんセットするとこないやん笑」
亜「あー俺もヘアセット講座して欲しかったなぁ」
口を尖らせながら拗ねたように大きい声でAちゃんに向かって言った
『いつでもしますよ?』
キョトンとしたその顔もまた可愛くて
机に伏せてにやける顔を隠した
.
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七海 - 物語続きから一気に読んじゃいました。 パート2も沢山の直しを言ってしまい すみませんでした...。 (2020年6月14日 23時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 98.のここの部分 持っていた包丁からは佐久間と○○←名前ちゃんの指紋しか検出されなかった為、恐らく認められるんだろけど これ正しくは恐らく認められるんだろうけど ではないでしょうか? (2020年6月14日 23時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 97.のここの部分 みんなの言葉にハッとし、涙を拭って病院を後した これ正しくは病院を後にしたではないでしょうか? (2020年6月14日 23時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 96.のここの台詞 玲「で、佐久間は捕まってんでしょ?」 これ正しくはで、佐久間は捕まったんでしょ? ではないでしょうか? (2020年6月14日 23時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - また続けてのでコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 91.のここの部分 血の気の引いた俺の様子にタクシーの運転手さんが何も言わずに急いで向かったくれた これ正しくは向かってくれたではないでしょうか? (2020年6月14日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nohana | 作成日時:2019年5月22日 0時