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45. ページ46

side...Alan







『先に白濱さんの家へ向かってください』






目線を合わさずに前を向いたまま言うAちゃん






その雰囲気がなんとなく初めて会った頃みたいに他を寄せ付け無いようなそんな空気だった









亜「じゃあ、先に向かうね。」





運転手に行き先を伝えて、走り出す車内は沈黙のままだった









運「到着いたしました」







亜「じゃあ、お先に、、、ってAちゃん?」






降りるため、挨拶をしようとAちゃんを見ると目を閉じて息苦しそうにしている彼女




そっと手をおでこに当てると、驚くほど熱くて




どうしようか迷っていると、迷惑そうな顔をしてミラー越しにこちらを見てくる運転手に苛立って









彼女を抱えて自分の家に帰ってきてしまった







亜「どうしよう、、とりあえず、寝かさないとだよな?!」





誰かが聞いてるわけでも無いのに1人でブツブツ呟きながら、ひとまずソファへ寝かして






自分がびしょ濡れになっていることを思い出してすぐに着替えた








亜「、、どうしよう」






とりあえず自分は着替えれた。



だけど、びしょ濡れの彼女をどうするべきか。





熱が悪化することを考えれば、自分の部屋着にでも着替えさせるべきだ。





だけど、誰が着替えさすのか。






今のこの状況だと、自分しか居ない。









亜「、、、悪化するよりいいよな、、、失礼します!!」





覚悟を決めて彼女の服を脱がしていった









睫毛が長くて、熱のせいで赤らんでいる頬に



汗ばんで艶めく首筋に、





思わずドキッとしている自分









亜「俺のアホ!!」







なんとか自分に鞭を打ち、心を無にして着替えさすことに成功した








亜「めちゃめちゃ疲れるわ」







先ほどより少し穏やかな表情になったAちゃんの頭を撫でる









"、、ごめんなさいっ!!ごめんなさいっ!!!"







暗闇の中で必死に訴えるシーンが頭をよぎって、





あれは一体、何に対して、誰に対して謝っているのか。




彼女は一体何を抱えているのか









今の俺には知る由もなかった








.

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七海 - 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 42.のここの部分 マネージャーと電話を切って、スマホの灯りで彼女の表情が薄っすらと見えた これのが抜けてませんか? 正しくはマネージャーとの電話をではないんでしょうか? (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 34.のここの台詞 『仲間に手を挙げるのは良くないですけど、よっぽと勇気が要りますし、それ位相手を思ってないと出来ないですよね これ正しくはよっぽど勇気がではないんでしょうか? (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - あと、メイクするのに白濱さんが痛いと、、』 これのが抜けてませんか? 正しくは口角月少し切れてるので、ではないんでしょうか? (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 29.のここの台詞 『ある程度は薄くなるので、雑誌の撮影は修正を少しかければなんとかなると思います。ロケはさすがに目立つかもしれないですね。口角が少し切れてるで、、、 (2020年5月7日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nohana | 作成日時:2019年5月14日 22時

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