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side...akemi
Aが仕事へ出かけたのを確認して、自分も着替えた。
かなり傷付いてたのは丸分かりだったけど、まだ笑顔を見せれる状態で少し安心した。
忘れ物が無いかをチェックし、家を出てエレベーターへ向かい、少しすると扉が開いた。
ダ「、、、あ。」
そこには先客がいて、その相手に表情が曇る。
鈴「あ、、どうも。」
ダ「、、、」
黙ってエレベーターに乗り込む。
チラッと見る彼の顔は一睡も出来ませんでした。みたいな感じでやつれていた。
ダ「、、このあと時間あります?」
鈴「え、、あー、少しだけなら、、」
その後の返事はせずにカフェへ向かうと
相手も黙ってついてきた。
ーーーー
空いてる席を確保するために店内を見渡しす。
鈴「コーヒーでいいですか?俺買ってくるんで座っててください。」
私の返事を聞くとすぐ注文しに行ってくれた。
Aの事でイラついていたけど、その紳士さには不覚にも少し見直した。
注文を済まして、コーヒー2つと小さなカップケーキまで頼んで席に着いた。
ダ「ありがとうございます。あの、Aの事は遊びだったんですか?返事によってはマジで怒るけど。」
鈴「、、遊びなわけないじゃないですか。」
演技なのかもしれない。でもそこには嘘偽りのない、なんとも辛そうにする彼の表情があった。
ダ「じゃあなんで、、」
鈴「もう、、俺が何言っても言い訳になるだけです。」
ダ「、、それでもいいんで、話せます?」
鈴「、、Aには自分でちゃんと説明したいんで、言わないでもらえますか?」
鈴木くんに言わない約束を誓うと、言葉を選びながら説明してくれた。
ダ「、、、それが本当なら、、なんか誰も悪くない感じですね。本田さんも彼女がいるとは思ってなかっただろうし。」
鈴「2人で食事したのもダメですよね」
ダ「2人のつもりじゃなかったんだったら仕方ないですよ。でも、世にはスクープでちゃったし、どうするんですか?、、Aのこと。」
鈴「それは、情けない話しだけどHIROさんが手助けしてくださるみたいで。けど、、」
言うのを躊躇い、コーヒーを口に含む。
ダ「、、A?」
鈴「、、、俺が悪いっす。もういいですか?」
これ以上話したくないとでもいうような表情をする鈴木くんに最後に一言告げる。
ダ「後悔だけはしないでください。」
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FANTALOVE(プロフ) - 続きが気になるので、続編をお願い出来ないでしょうか? (2021年2月14日 21時) (レス) id: dac69e269b (このIDを非表示/違反報告)
陽 - 物語読みました。 物語は完結してしまっていますが...。 その後の2人が気になります...。 最後に沢山の直しを言ってしまいすみません でした(>_<) (2019年8月14日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
陽 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じく23.のここの台詞 それだけ言うと先ほどより荒々しく口付けるをする これ正しくは口付けをするではないんでしょうか? (2019年8月14日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
陽 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 23.のここの台詞 抱き合っていた体を話してソッと口付ける。 これ正しくは体を離してではないんでしょうか? (2019年8月14日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
陽 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 22.のここの部分 インターホンを鳴らしてすぐにドアが開き、待ったましたと言わんばかりにダレノガレさんが力強くこちらを見る これ正しくは待ってましたとではないんでしょうか? (2019年8月14日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nohana | 作成日時:2019年3月30日 15時