62話:第7幕 ページ24
任務を伝えられてから3日が経った。
今日が決行日。
丁度武器の申請も通り、兄さんから受け取る手筈になっている。
忙しい彼と話した事は未だに数回しかない。
少し緊張しながら待ち合わせである武器庫の扉を叩いた。
｢失礼します。A･フォーサイスです｣
｢あぁ。入ってええで｣
分厚い木の扉を開くと、木箱を確認する兄さんがこちらを見て手を振った。
｢おはようさん。待たせてしまってごめんな、これがAが申請したやつ｣
｢ありがとうございます！｣
自分の名前が書かれた大きな木箱を受け取る。
ここで全部あるか確認してってなと言われた為、中身を確認する。
ハンドガンにアサルトライフル、投げナイフや短刀。申請したものが全て入っていた。
他の幹部とは違って白塗りの銃身に金の装飾。何とも美しいそれを指でなぞりながら確認する。
｢全部ありました！｣
顔を上げ、兄さんにそう伝えると、興味深そうにこちらを見ていた兄さんと目が合った。
｢確かに、綺麗やなぁ｣
長い睫毛の奥の紫紺が私を捉えて離さなかった。
｢え？｣
｢いんや、こっちの話。武器は気に入ってもらえた？｣
微笑んで話題を変えられれば、それについて追求する事は出来ない。
私は何も知らない振りをして、その問いに答える。
｢はい！｣
｢そう、良かった｣
そう言うと兄さんは一つの木箱を私に手渡した。
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夜哉(プロフ) - mio@厨二病さん» レスが遅くなりました汗 閲覧ありがとうございます！イラスト大歓迎です！今後とも花喰いを宜しくお願い致します！！ (2018年8月25日 23時) (
レス) id: 8be93f7929 (このIDを非表示/違反報告)
mio@厨二病(プロフ) - はじめまして。この小説がとても面白いので好きです！本題なのですが、イラストを描かせて頂きました、下手ですけど…許可が降り次第ボードのほうにURL貼りにいくので、見てくださると嬉しいです！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 29850b4b9c (このIDを非表示/違反報告)
夜哉(プロフ) - 大豆もやしさん» お待たせ致しました！ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 8be93f7929 (このIDを非表示/違反報告)
大豆もやし(プロフ) - こんばんは！！続編お待ちしてました(*´ー｀*) (2018年8月2日 23時) (レス) id: 2527d3c346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜哉 | 作成日時：2018年8月2日 23時
