54話:第7幕 手合わせ ページ12
｢ちっす｣
｢おはようございます｣
｢なんやこのメンツ｣
何も知らされずに呼び出されたゾム、コネシマ、Aの3人は挨拶もそこそこにお互いの顔を見合わせた。
ここは書記長室。
目に飛び込んでくるのは、これでもかとでも言うように積み上げられた書類。それはいつ雪崩を起こしても可笑しくない微妙なバランスを保っていた。
きっとこのタワーが無くなる日が来ることは無いだろう。
少し辺りを見渡せば海路図や地球儀、中身のないインクボトルにシーリングスタンプが転がっている。
｢おぉやっと来たな、じゃあ今回の任務の説明するで｣
紙の束の影からひょっこりとトントンが顔を覗かせ、前へ出てくる。
きっと朝はしっかりと七三分けされていた黒髪は幹部の内ゲバの仲裁やら、粛清、更には溜まりに溜まった書類のおかげで少し崩れてしまっていた。
昨日は久々に睡眠時間が3時間を超えたとは言っていたものの、やはり目の下には隈が出来ている。
そんな彼はパンパンと手を叩き3人に一度目をやった後、手元の作戦書に視線を移した。
｢まぁ簡単に言うと、この間の麻薬について
探ってきて欲しい｣
｢おい、待ってくれ。そんな任務にAを行かせんくてもええやろ。それもAはこれが初任務やぞ｣
ゾムが咄嗟に書記長に反論するも、どうやらそれは想定の範囲内だったようで書記長はそんな事分かっとると静かに制止し、話を続けた。
｢くられ先生から例の薬の鑑定結果が出たんやけど既出のどれにも当てはまらなかったんや、この意味わかるな？｣
その言葉に3人はゴクリと唾を飲んだ。
……………………
Dr.くられ……軍お抱えの科学者。城の敷地内にある研究所で日々研究に勤しんでいる。研究所からはよく煙が上がり、爆発音も聞こえてくる。
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夜哉(プロフ) - mio@厨二病さん» レスが遅くなりました汗 閲覧ありがとうございます！イラスト大歓迎です！今後とも花喰いを宜しくお願い致します！！ (2018年8月25日 23時) (
レス) id: 8be93f7929 (このIDを非表示/違反報告)
mio@厨二病(プロフ) - はじめまして。この小説がとても面白いので好きです！本題なのですが、イラストを描かせて頂きました、下手ですけど…許可が降り次第ボードのほうにURL貼りにいくので、見てくださると嬉しいです！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 29850b4b9c (このIDを非表示/違反報告)
夜哉(プロフ) - 大豆もやしさん» お待たせ致しました！ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 8be93f7929 (このIDを非表示/違反報告)
大豆もやし(プロフ) - こんばんは！！続編お待ちしてました(*´ー｀*) (2018年8月2日 23時) (レス) id: 2527d3c346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜哉 | 作成日時：2018年8月2日 23時
