この愛、おいくらですか？《SVT》 (ページ6)

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大切な存在にページ6

いち早くこのオークション会場から抜け出したかった私は、13人を連れて急いで執事の待つ外へと走った。

執事｢お、お嬢様っ？その方達全員引き取られたんですか？｣

｢ええ。もちろん。今日から私の大事な存在になったわ。｣

執事｢そうなんですか…。

私はお嬢様の味方ですよ。これからもずっと。｣

｢あら、どうしたの？心変わり？笑｣

執事｢そうかもしれないですね笑笑
お嬢様の影響が強かったみたいです。さて、とにかく早く帰りますよ、そのお方達を乗せて。｣

｢ありがとうね。｣

執事｢いいえ、これが私の仕事でございます。｣

ほんとうにどうしたんだろう。今日の執事は無駄にカッコイイ。

でも今はそんなことよりも13人にしか目がいかないのだ。

次々と人が乗り込んでいく中、1人だけなかなか乗らない子がいた。

??｢……………｣

｢さあ、乗って？大丈夫。悪い様にはしないから。｣

??｢はい、ご主人様…。｣

少し不安みたいだけど。いや、相当不安そうだ。

全員乗り込んだのを確認したら私もリムジンに乗り込んだ。