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その直後だった。
渡辺「へえーすごいなその後輩。あの橘さんから仕事勝ち取ったなんて」
“へっ！？渡辺さん”
“深澤さんと向井さんも！お疲れ様です”
よく聞き慣れた声がして、はっと耳を澄ます。翔太の声だ。深澤くんと、向井さん？もいるのか。女性社員たちの声がわかりやすいくらい高くなった。
でも翔太の声には驚くほどとげがあって、いつもの翔太じゃない。
深澤「ああ、その後輩ちゃんって確か橘さんが教育係だった子じゃん！さすがだな〜」
“え？”
深澤「自分の仕事も人一倍こなして、後輩も案通せるくらい成長させてるなんてすごいよね！」
“あ、いや、あの”
深澤くんは、普段とトーンを変えずに、でもけん制するように話し始める。私はその場から動けずにただ聞き入ることしか出来なかった。
渡辺「お前らも早くひとつくらい成果出せるようにならないと、先輩の面目が潰れるんじゃないの」
とどめを刺すような容赦ない翔太の声に、社員が去って行ったのがわかった。そっか、ふたりとも助けてくれたんだ。
それは今の弱った心にあまりにしみて、全身の力が抜けて無意識のうちに手に持っていたバックを落としてしまった。
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紫乃 - コメント嬉しいです〜！ありがとうございます😊 (2022年3月14日 15時) (
レス) id: a94f975bab (このIDを非表示/違反報告)
kmgapsy03(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2022年3月6日 13時) (レス) @page30 id: 70d4c7f329 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年7月19日 23時) (レス) id: a94f975bab (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 楽しく読ませて頂いてます♪更新頑張ってください☆ (2021年7月18日 19時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫乃 | 作成日時：2021年7月9日 21時
