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「ここだよな・・・」









 “ホルンカ”の街の外れにその家は存在する









 年季の入った木造の一軒屋、背景である森林の雰囲気を壊さない家である









「相変わらず年季を感じる家だな。」









「私は好きだよ、こういう家。」









「さて、アルゴによると今回は一人でしか受注できないらしいからな、二人は外で待っててくれ。」









 二人の返事を待たずにそそくさと家の中へ入っていく









「なあ、ルナ。」









「何?」









「確かお前、キリトと昔馴染みって言ってたよな?」









「うん。」









「けど、彼と最後にあっちで出会ったのは小学1年の時まで。それ以降は彼が引っ越しちゃったから。」









「なら覚えている範囲で良いけど、彼の過去のことで聞きたいことがあるんだけど。」









「答えられることならね。」









「“キリトはあっちで誰かを殺したことがあるのか?”」









「・・・・・っ!!??」









 驚愕に満ち溢れた顔でヒデを見つめるルナ









『彼を頼むよ、A・・・』



『ごめんっ!俺の!俺のせいで!』




『ソウ、カレハ“アノヒト”ヲコロシタンダ。』



『オマエハカレガニクイ、チガウカ?』









「いやあああああああ!!!!!」









「おい、しっかりしろ!おい!おい!」









「コロセ!コロセエエエエ!!」









 清楚そうな顔つきから一変、怒髪天を付き、目からは光を失い、狂ったかのように叫び続ける









 今の彼女を例えるならば“鬼神”









 遂には剣まで持ち出し、今にも襲いかかって来そうな程の威圧感を放っている









「しっかりしろ!おいっ!」









 不吉なオーラが剣を覆い、彼女がそれを降りかざす









 ソードスキルは発動してない、なのにあの剣を受けてはいけないと本能が自分に警鐘を鳴らしている









「あ・・・あ・・」









本能が自分に避けろと命令する。だが頭では理解しているのに、恐怖でさっきまで動けてたはずの体が動かない。もはや自分の体は人形のそれだ









「シネエエエエ!」








その凶刃は俺の体を突き抜ける









・・・・・はずだった









「落ち着けって!」

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蒼炎の覇者 - SHEI☆さん» コメントありがとうございます!いえいえ評価していただけるだけでもありがたいです!相変わらす更新はきまぐれですが最後まで応援していただけると幸いです!自分もキリトとシノン大好きです! (2017年12月30日 1時) (レス) id: ab10c74eb4 (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆ - 頑張ってくださいねー!シノンとキリト大好きなんですっ! (2017年12月29日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆ - これからもファイトです!q(*・ω・*)pファイト! (2017年12月29日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆ - とても面白いです!これからも頑張ってください!完結するまでずっと応援しています!ログインしていないので、お気に入り登録は出来ませんが........(^_^; 評価押しときます! (2017年12月29日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼炎の覇者 | 作成日時:2017年6月24日 21時

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