好きな子の好きな人 ページ22
『え?え?そんな人気者の彼が私なんかを好き?ないないないない!ぜったい無いから!』
右手が千切れるんじゃないかと思うほどに左右に振る小平さん
『はぁーっ、こりゃ相当な鈍感ですね・・・・・』
『いい?貴方、毎度毎度飽きずにそこの廊下からこの教室を覗いている男子、何を見に来たか分かる?』
当然殆どが小平さん目当てなのだが彼女が知る由もなく
『え?転校生が来るとこうなるんじゃないの?』
演技でも何でもない素で驚く顔をする彼女に呆れ顔で見つめるクラス一同
『はーっ、ここまで無自覚となると逆に精々してくるわ・・・・』
『良くそんな無垢な顔で前の学校やってられたわね?こんなべっぴんさんを放っておく男が居るなんてね・・・』
こちとらやけに博識のあるあんたの方が謎だよ
『うーん・・・私がべっぴんさんなのかはともかく、私が誰からも言い寄られなかったのは“あの理由”だからだと思う。』
『なになに?どんな理由?』
『あのね、そr((『小平さん、用事があるんじゃないの?』あ!そうだった!ごめん!この話はまた後で!』
慌てて教室を飛び出す彼女
『なあなあ淳、誰だと思うよ?彼女の待ち合わせ相手!』
彼女が教室を立ち去った後、後ろから声をかけられる
『ん?そりゃ友達じゃないのか?』
『そうかな〜?案外彼氏だったりして!』
『彼氏?そりゃあ彼女を放っとく男なんていやしないだろうけどさ・・そんな噂あったか?』
『分かんないよ〜?前の学校の人とも限らないし、共通の施設に通ってたり!』
『まあ、筋は通ってるな。』
『またまた〜、クールに決めちゃって!本当は気になるんでしょ旦那!』
『だーれが旦那じゃぼけぇ!』
追記しておくが、こいつは彼女持ちである
『ところで話は変わるんだけどさ、今日来たとかいう転校生だけどな・・』
『転校生?あーそういえば来たとか言ってたな。で、それがどうしたって?』
『どうもな?変に周りと壁があるというかどっかよそよそしいっつーか。』
『転校生だからとか?』
『うーん・・・それもあるんだろうけど、別に人と関わりたくないってわけでも無さそうなんだけどな。』
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蒼炎の覇者 - SHEI☆さん» コメントありがとうございます!いえいえ評価していただけるだけでもありがたいです!相変わらす更新はきまぐれですが最後まで応援していただけると幸いです!自分もキリトとシノン大好きです! (2017年12月30日 1時) (レス) id: ab10c74eb4 (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆ - 頑張ってくださいねー!シノンとキリト大好きなんですっ! (2017年12月29日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆ - これからもファイトです!q(*・ω・*)pファイト! (2017年12月29日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆ - とても面白いです!これからも頑張ってください!完結するまでずっと応援しています!ログインしていないので、お気に入り登録は出来ませんが........(^_^; 評価押しときます! (2017年12月29日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼炎の覇者 | 作成日時:2017年6月24日 21時