【SAO】永遠なる世界 3

終演 ページ11

「グギャァァァァ！」









ソードスキルを食らったボスは悲鳴を挙げ、その動きを止める









“双竜剣士”のスキルにはそれぞれ特徴があり、名前全てが和名であること、追加効果としてパプが確定で付与されること









それに加えて、ステータス上昇と来たもんだ、バランス崩壊もいいとこである。ふと奴のゲージを確認すれば４本あったそれは一個分丸々削れている









「流石に半分は無理か！」









ボスに気を取られていれば、脇からリトルネペントの攻撃が襲う









普通ならば痛くも痒くもないのだが、あいにくスキルの代償として、被ダメの量はバカにならない









「痛ってんだよ！」









スキルを発動せず、横払いで取り巻きを倒す









「出し惜しみしてたら負けんぞこりゃ・・・」









「リンク！」









ビーストに１つの命令を出す、すると隣の龍は光に包まれ、やがて人形となり、光は消え一人のプレーヤーだけが立っている









「久しぶりのその姿での戦闘だが、大丈夫か？」









「いつでもどうぞ！」









臨戦態勢の整った相棒と共に一本の剣を取り出す。自分は黒で統一された“エリュシデータ”、相棒のは白色で彩られた“閃”









「「二刀流合技“獅子爪流刃”！」」









互いに挟み撃ちをするような軌道を描きつつ、ボスに剣先を向け飛び出す









ボスも混乱こそしつつもこちらに向けて触手を飛ばすも俺らの動きが止まることはない









「喰らぇぇぇぇぇ！！！」









自分と相棒とで二連撃ずつ、計４連撃の重攻撃がボスを襲う









スキルを終えて、無事着地すると同時にボスは音をたててポリゴン片と化し四散する









《Congratlation》









もはや見慣れたウィナー表示を確認し、インベントリを開く。そこにはLAを取ったことを知らせる通知と、目的の物であるインゴットと一本の剣、そして植物が存在する









「おいキリト！何だよ今のは！」









「・・・・言わなきゃ駄目か？」









「当たり前だ。あんなん見たことねえよ！」









「“双竜剣士”・・・ユニークスキルだよ。」









「聞いたことねぇな・・・」









「ヒースクリフのあれと同じようなもんだろ。」

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