訪問 ページ42
Aside
黒尾「いいってことよ、風呂のことはこれで許して。」
『…私の許す許さないはどうでもいいです。被害無かったんで。
どっちかというとマネージャーさん達に報告してくれればそれで。』
黒尾「うす。」
『…てかなんで脱水状態ってわかったんですか』
黒尾「いや、明らかに顔色悪かったぞお前」
『マジか。』
黒尾「しっかり休めよ。」
『…まぁ、澤村さん達に風呂のこと聴いたら寝ます』
黒尾「えっ…許してくれたんじゃないの」
『“黒猫さんを”許しただけであり、
他の木兎さん達は違います。
ましてや主犯なら余計。』
黒尾「うす。あざす。(こりゃあいつら死んだな)」
『じゃあ私は澤村さん達のところに行ってきます。』
黒尾「あ、俺も一緒に行く」
『わかりました』
〜三年寝泊まり室 前 〜
学年ごとに
寝る場所が別れているのである。
ｺﾝｺﾝｯ
『失礼します。』
菅原「どうぞ〜」
ｶﾞﾁｬｯ
木兎「あ！A！どしたの！」
運が良いことに、主犯が全員揃っている。Niceタイミングだったな。
『…澤村さんに聞きたいことがありまして。』
黒尾「あれ、さーむら君は？」
菅原「今便所」
『…』
なんかあんま聞きたくなかったな。
菅原「あ、ちょうど帰ってきたよ〜」
澤村「あれ、蒼亥さんどうしたんだ？」
『あ、ちょっと聞きたいことがあって。』
澤村「それはここでもいいやつか？」
『……まぁ、此処の方が効率的かもです』
澤村「でどうした」
『…お風呂のことで聞きたいんですが』
ﾁﾗｯと黒猫を見ると
首をブンブン振っていたため
黒猫さんが吐いたのは伏せて報告することにした。
『誰か、聞き耳立ててましたよね？』
木兎「！」ﾋﾞｸｯ
あからさまに反応した大エースが一人。
澤村「…あぁ。気づいてたのか…すまん。止めることが出来なかった」
『だいじょぶです。主犯の方々の様子を聞きたかっただけですので』ﾆｺｯ
菅原 ﾋｭｯ「…」
澤村「わかった。主犯が誰かは検討がついてるのか？」
『まぁ、木兎さん、菅原さん、森然主将さんぐらいは予想がつきますね』
澤村「あぁ、後小見」
小見さん。コミミミズク。
梟谷のリベロか。
『…そうですか。何処まで聞いてるか、わかりますか？』
澤村「それは本人達に聞かないとわからないな。」
『…なら、そうします。
一応、話題がマネージャーさん達のプライベートに関わるものでしたのでね。保証です。』
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作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月23日 3時
