転生したけど今後が不安でヤバい 3 (ページ39)

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盗み聞き現場ページ39

黒尾side

～回想～

俺たち三年は、全員で風呂に入っていた。

木兎「黒尾ー！」
黒尾「おまっ、シャワーこっちに向けんな！」

木葉「お前ほんと寝癖とれると別人だな」
黒尾「それお宅の木兎にも言ってやったらどうよ」
木葉「もう見慣れた。」

そんな会話をしていた。

すると隣の女湯から
話し声が聞こえてきた。

その瞬間男湯は一気に
シーンと静まり返った。

頬を高揚させるものもいれば、
聞かない方がいいと耳を塞ぐものもいた。
木兎は壁に耳をくっつけていた。
その姿に全員引いていたが。

澤村や夜久が止めに入るが、
流石の現役バレー部なだけあり
なかなか引かなかった。

俺も、自然と女湯から聞こえる話
に耳を傾けている辺り自分が男子高校生であると実感した。

しばらく聞いているとマネージャー達は
ガールズトークをし始めた。

すると、うぶな奴らはより一層顔を赤くしており面白かった。

へぇ～…マネージャー全員彼氏いないんだ
清水さんとかいそうなのに

木葉「俺にもチャンスが…」
なんて呟いてる木葉は聞かなかったことにした。

そして蒼亥も「わたしもいないっすね」
と言った瞬間、
他マネージャーが「え？」と驚いたのが
しっかりと聞こえ
なんだなんだと
他の聞いてる三年も反応した。

するとあらびっくり。Aの鎖骨にキスマがあると言うじゃないか。

その瞬間、
他の木兎やら菅原やらが騒ぎ始めた。
あのさーむらさんですら
動揺と困惑の表情を見せている。

…前会った時もキスマ首元にあったな……
やっぱ彼氏持ちかぁ…

すると10秒ほどして、Aが
「うちの猫」と言った。
なんと猫がキスマをつけているそうだ

それを聞いた瞬間、聞いてた三年が
ズコーッと芸人のようにこけた。
面白い

なら前のも、そういうことか。
さーむらさんや東峰君も安堵の表情を
見せていた。
大事なんだな。

すると次は好きな人の話になった。
生川のマネージャーは
バレー部じゃないところに
好きな人がいるらしい。

生川のたらこ唇やらがとても震えている。
わろた。
そんなことを思ってると

雀田「あれ、でも黒尾と仲良さそうじゃなかった？」
と言う声が聞こえた。

黒尾「う"ぇっほ…げほっ…」
ヤバい。動揺のあまりむせた。

消去法でたぶんAに
聞いてるんだと思う。

さーむらさんやスガちゃん、東峰君の顔が怖い。

身体を洗ったと言うのに冷や汗だらだら
である。

するとちゃんとAが
全力拒否していた。
ちょっと悲しかった。