転生したけど今後が不安でヤバい 2 (ページ5)

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少し小さなアドバイスページ5

Aside

うん、知ってる。

東峰さんの気持ちも、澤村さん側の気持ちも知ってる。

何か、東峰さんに、少し小さなアドバイスを…

『…少なくとも、私は復帰して良いと思います。』
東峰「…そうかな」

『私、バレー知ってるので、言えますけど…バレーは、エースとか、頼りになる人がいるだけで、』

『安心します。
例え、そのエースが何か失敗をしてしまったとしても、
エースのトスを呼ぶ声は、チームを鼓舞します』

東峰「…そっか」
『東峰さんはエースなんでしょう。少なくとも、先輩のチームメイトは東峰さんに何度も助けられてるんです。』
『だからエースと呼ばれるんです』
『東峰さんが無意識であったとしても』

『今、東峰さんの仲間はエースを待ち望んでいます』

東峰「！…うん、なんか、助かった。ありがとう蒼亥さん」
『？、なんで名前…』
東峰「スクールバックに名前書いてあるからね」
『あ、そっか…』

東峰「俺、バレー部行ってくるよ」
『…はい、応援してます』
東峰「うん！」

東峰さんは体育館の方へ走った。

大丈夫だろうか

話せていただろうか

ちゃんと何か手助けが出来ただろうか

ただ東峰さんの時間を食っただけになってないだろうか

原作を狂わせていないだろうか

そんな不安だけが私の中に残った

『私、何してんだ。？』

今度こそ、帰ろう

途中で夕立が降ったから、雨に濡れながら帰った