転生したけど今後が不安でヤバい 2 (ページ29)

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残りの才能ページ29

Aside

前世は、バレーと関係ない仕事についた
両親がその仕事に入ってほしそうだったから。

でも今世は？
やりたいこともない。

なら、
私に残ったのはバレーの才能だけ

だから私はバレーをする。

次に、
なぜバレーが好きなわけではないのか、

なぜ烏野男バレのマネージャーになりたいか、

前世の高校の時の私のバレーについて

まとめてお話します。

～回想～
前世、私の高校の部活のバレーのチームメイトは、
義務感…というか…まぁ、義務感で動いてた。

だから、
結構途中でトイレなどの理由を使って
練習から抜け出してた

そんなチームメイトを見て
私は
そんな中途半端にして、楽しいのかな…
なんて思ってた

ある日、私はそんなチームメイトに耐えきれず、
『ねぇ、もっとバレー楽しめば…？』
と言ってしまった

そしたら、それ聞いたチームメイト達がキレた。

「あんたさ、自分のせいで私たちが楽しめてないの気づかないの？」

『？…！…………ぇ…』

「ほぼ高校から始めたばっかの癖にさ！私たちの場所盗らないでよ」

『………』

今考えると、チームメイト達の言っていた“場所”とは、レギュラーの座だったんだと思う

「私、小学校からバレーしてたんだよ？！それなのに！あんたのせいでバレーしたくなくなった！」

醜い嫉妬だった。

小学校からバレーに触れていただけで、
それなりの努力もせず、
そんなことを思っていたのかと思うと、

その子が惨めに見えて仕方なかった

『…』
私が何か言えば、
たぶん火に油を注ぐようなものだと思い、
無言で彼女達の愚痴や暴言を
聞いた

すると、またそれにカチンときたのか
キレはじめた

『………』

ずっと黙って話を聞いてると、彼女達の握り締めた手が、私の腹やら顔やらに直撃した

流石にヤバいと思って、

本能的に腕と掌、脚を守った

最終的に、先生がそれを見て
その子達を停学処分にした
________

そんなことがあって、バレーは好きな訳ではない

なぜ、他人と違うとこがあっただけで、反感を買うのか、未だによく分からない

『………もっと、バレー好きだったら良かったな』

今からでも好きになれないかなぁ…

…でもどうやって？

それこそ、
烏野女バレに入ったら少しは変わるのかな

なんて考えるけど、すぐ無理だ、となった