容姿端麗 ページ6
とりあえず、全てわかったが、
自室を見た感じ服が2コーデしかない。制服と体操服ね。
たぶん、パジャマは小学生の頃の体操服を使い続けたんだろう。
だが、そろそろ限界が近そうだ。
サイズちっさいからパツパツ……
とりあえずお風呂にいって、サイズを計ろう。
お風呂にいってサイズを計りながら考えた。
やはりアニメの世界だと再認識した。
痩せすぎず太すぎず、あえて痩せ型の中の体型…中3にしては少し胸があるか…?
顔立ちがとても整っている。
そして現実世界ではありえない
明るい青色の目の色と、濃い灰色の髪。
だが、髪の長さがとても長い。
これを見てるとやはり中3まで、一人暮らしはしんどかったのはよくわかる。
たぶん、近くに美容院が無かった上に、移動手段がなかったことで髪を切りに行けなかったのだろう。
友達がいない中学生だと
一人で電車に乗るのは難しいと思う
機会があったら、髪を梳きにいこう。
せっかくここまで伸びたんだ。
努力の証として、
この髪は梳くだけで良い。
切るのは勿体ない。
……スリーサイズがわかったので、服を買いに行けるようになった。
しかし、あの客室もともと両親の部屋だったのだろう。
あの一本の髪は髪色的に母の物だ。
手入れもしていなかったにしては埃があまり無かったのでこの子が掃除していたと見た。
両親を恨まなかったのだろうか。
恨んでいたら掃除なんてもっての他、
部屋にも入りたくないだろうに。
そこを見る限り、冷静で、頭の良く回る子だ
13人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海羅 | 作成日時:2024年2月2日 22時