決着？ ページ49
Aside
『んじゃ、』
ｺﾞｫｩｯ(ボールの音です)
縁下「うわっ…速…女子…？」
『女子なんですよねぇ残念ながら』
てかこの人軽々と投げたボール取りやがった…
『ドッジボール得意すか？』
縁下「んー、それなりじゃない？」
『マジかぁ…』
縁下「運動部だからそれなりの力はあるけどね」
『縁下力だけにですか？』
ﾄﾞｩｯ(ボールの音です)
『ぐぇっ………一発が重い…』
縁下「寒いよAちゃん」
『それはたぶん私の力ですね』
ﾄﾞｫｩｯ(ボールの音です)
縁下「面白いね君…w」
『え？何ですか？急に乙女ゲームの攻略キャラじゃないすか』
縁下「いや、おもしれぇやつ…じゃないからね？！」
ﾄﾞｩｯ(ボールの音です)
『うわ、なんでこのネタ知ってんですか？』
縁下「同じ部活の連中の誘いで…っな！」
ﾄﾞｫｩｯ
『うぉっ…急に本気出すじゃないすかびっくりした』
こうして、会話のキャッチボール(ドッジボール)をしながらかれこれ5分ずっと対決してます。
そろそろ終わらせるか…？
『んじゃ、っせぇい！』
ﾄﾞｫｫｫｩｯｯ(ボールの音です)
縁下「ェッ？！」
ﾎﾞｯ…
縁下「俺…死んだ…？」
佐藤「縁下アウトー、よって青チームの勝利です」
『うぇーい』
こうして、4時間目の合同体育が幕を閉じた
『いやー楽しかった』
今は昼休憩で、
昼御飯を食べながらいつメンで雑談してます
田辺「最後接戦だったね」
『そか？確かにそかもね』
長田「なんかテンション低くねお前」
『は？あー、うん』
くそが。生理なんだよくそが。
田辺「察したわ」
『ま、崎山達にはわかんねーだろーな』
崎山「あぁ、あの女子特有のやつか」
長田「あーなるほど」
『え、お前らこれだけでわかんの』
長崎県「まぁ…」
『やば、お前らそれで彼女とかいねぇの？もったいねー』
長崎県「は？」
長田「彼女とか…い…いるねぇし…」
『どっちだよ』
ま、いないんだろーな
もったいね
『田辺ちゃんはー？彼氏とか』
田辺「私？私いるよー」
『え？マジ？この高校にいる？』
田辺「それがねぇ…遠距離恋愛っつーやつなのよね」
長田「遠距離恋愛って大変そうなイメージ」
崎山「わかる」
『どこの高校ー？』
田辺「んー…知らないと思うけど…砂丘中央高校ってゆーとこ」
『へー…知らんな。でも鳥取県なのだけはわかるわ』
『名前そのまんま過ぎるだろ…』
田辺「わかるぅー…私もはじめて聞いたときはん？ってなった」
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作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月2日 22時
