寝起き ページ44
Aside
花巻「松いいの？」
『このまま起こそうとしてたら時間食うんでね』
花巻「確かにそうだな、着替えって」
『ソファーの上に置いてます』
花巻「りょーかい」
『………ふぅ…』
私に考えがあるのだ。
一回キッチンに戻ろう
………えーと…お、あった
私は装備をしてまた松さんの寝ている客室に行った
ｶﾞﾁｬｯ
そう、私が持ってるのは
『松さーん、起きてくださーい』
ｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝｶﾝ
フライパンとお玉である
松川「ぐぁー…うるせぇー………」
『松さんあなた今日学校でしょう』
松川「あー…」
『青城高校は何時からHRですか？』
松川「8:10…」
お、烏野と同じだ
現在7:10
ここから青城高校まで、30分ぐらいかかるから…
『7:30までに出ないとなので後25分でここを出ないと遅刻です』
松川「！！…ぇ？！マジ？」
『マジです。朝食できてるんで制服に着替えて食べましょう』
こうゆう朝遅刻しそうなときは、優しく接するのが正解だ。
急かしたら焦って逆に準備に時間がかかってしまうことが多い。私の前世の経験談である。
松川「マジか。ありがと」
『着替えはソファにまとめてあります。』
松川「さんきゅ、急いで着替えるわ」
『転けないよーにね、リビングに朝食置いてあるから』
松川「うーす」
よし、私も着替える
2分後
よし、朝御飯食べよ
『あ、花さんもう食べていいんですよ？』
花巻「あ、いいの？てっきり皆で食うんだと」
『んー…』
『先に食べときましょう。時間に余裕あった方がいいし、花さん食べるの遅いんですから』
花巻「……お前時々唐突に毒吐くよなぁ…まぁ食べるけど」
花巻「いただきまーす」
松川「ふぅー…あ、うまそ」
『あ、松さんも食べましょ』
松川「ありがと、いただきます」
『私もいただきます』
花巻「うま、ベーコンカリカリじゃん」
『ならよしです』
松川「ほんとA料理上手いね」
『んー…まぁ、それなりに料理する機会多かったんでね』
花巻「へぇー」
7:20
「「『ごちそうさまでした』」」
……あー
『流石に歯ブラシは提供できないんで』
花巻「流石にそこまでは借りないよw」
『wwまぁ、放課後家に帰って存分に磨いてください』
松川「んじゃ、花、行こう」
花巻「おーす」
7:25
花巻「じゃ、行ってくるわ」
松川「Aは？」
『ん、私は烏野家から近いからもうちょいしてから行くよ』
松川「そか」
『うん、…あ、二人ともちょっと待って』
花巻「？おう」
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作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月2日 22時
