眠気 ページ39
Aside
…只今、身体も髪も洗ったのでお湯に浸かっております………
あ、私は髪から洗う派ね
………ねぇ皆、お湯に浸かったらさ、
眠くなるの。わかる？
これはある意味人間の共通認識だと思うんだよ
でもね、お湯に浸かって寝たらそれは実質気絶になるらしいよ。
合ってるか知らないけどね。
………あー…眠い…寝そう……
…でも寝たら…花さん達入れない……出よう。
逆上せる。
その後、何とか身体と髪を拭いてリビングに戻った。
『花さん達、出ました。次どっちですか。風呂入るの』
松川「うわぁ、眠そう」
『………めっちゃ眠い』
花巻「ww、じゃあ次俺入ろ」
『服忘れないでくださいね』
花巻「おーす」
花さんはトテトテとあの容姿に似合わない走り方をしながらお風呂に行った。
『私も髪乾かそう……』
ブォ"ォォォォォォ
『？！！………はぁ……』
びっくりした……
ドライヤーの音意外とでかい……
松川「w……俺乾かそうか？」
『……………いや、自分で乾かします…』
松川「間があったね。大丈夫？」
『だいじょぶです。踏ん張ります』
松川「そこで頑張りますって言わない辺りAちゃんだよね」
『なんですか…それ…w』
松川「てか髪長いよね。いつも乾かすのどれくらいかかってるの？」
『だいたい…30分ぐらい…？』
松川「うわ、結構かかるね」
松川「花その間に出てくるかな」
『くるかもしれません…』
松川「……(ドライヤー頭上に落としそうで怖い)」
『………(とにかく眠い)』
松川「大丈夫？」
『…だいじょぶ……です………』
松川「ほんとに？」
『…………ちょっと…ャバいかも…です………』
松川「…髪乾かすの変わるよ」
『…………ぅ……や、だいじょぶで…も、乾くとおも…で。(いや、大丈夫です。もう乾くと思うので)』
松川「wそう？」
『ぁい…』
松川「なら見とくよ」
『…ぅす………』
5分後
松川「もう乾いたんじゃない？」
『？…あ……ホントだ…』
あぁ……大の大人が…寝ぼけて……恥ずかし………いや、今は高校生………だから……セーーフ……
『………ぁー…松さん…なんか目が覚めること……』
松川「目が覚めること…？んー…そーだねぇ…」
松川「……」ﾁｭｯ
ﾊﾞｯ!『…っえ、……？？？？』
松川「目覚めた？」
『あ、うん…うん？？』
『何した？』
松川「それ俺に言わせる？」
『………いや、口じゃないだけまし…？』
そう、目の前にいるこいつ…
先輩はキスしてきた。
あ、安心して、手の甲にだから。
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作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月2日 22時
