予定決め ページ37
『この後はお風呂に入ってくださいね』
花巻「もう風呂沸かしてある？」
『一応、カレー煮ている間にね』
松川「…A、親御さんは大丈夫だったの？」
………あぁ…
『うちのとぉさんとかぁさん基本的に出張でいないんで、大丈夫です』
……もう一押し
『安心してください！ちゃんとこの事は許可取ったので！』
松川「ならいっか」
『はい！お気になさらずー』
成功した
花巻「あ、このほうれん草のおひたしって及川が言ってたヤツ？」
『ん、そーです。ある意味私の得意りょーりやね』
簡単だし、美味しいしね。前世でめっちゃ作ってた
花巻「へぇー」
花巻「そういえばAバレーしてるって言ってたけど強いとこ？」
『んー…』
この場合どう答えようか。
前世の高校のことを言うか？となれば強豪と答えることになる。
でも、変に興味を持たれても……いやだし。
ここは
『弱いわけでも強いわけでもない………中間くらいじゃないすかね』
花巻「へー…」
松川「うちはそれなりに強豪だと思ってるけど、人数多くてレギュラー入るの大変なんだよねぇ…」
『二人は？』
花巻「松も俺もレギュラー」
へぇ……この二人二年の頃からレギュラーだったんだ。初耳学
強豪青城でレギュラー二年連続って…なかなかでは？？？
『二人すごいね…私のとこ人数がまず少なかったからレギュラーほとんど変わらなかった』
松川「広島？」
『そーです。田舎の方はそんなもんですよ』
花巻「へぇー」
松川「今度Aのスパイクブロックさせてよ」
『え？あ、いいっすよ。やりましょ』
花巻「及川もトスしてみたいって言ってたし再来週にでもするか？」
『んじゃあそれまでに私ん家の地下のバレーコートを完成させときますね』
松川「じゃ、俺来週の土日のどっちか手伝い行くわ」
花巻「俺も」
『あざーす』
『でもメンバーいるんですか？最低でも7人いた方がいい』
松川「3対3で一人が審判か」
『そゆことですね』
花巻「んー…俺、松、A、及川、岩泉…あー、温田来るか？」
松川「あぁ、温田か、いや、あいつ難しそう」
松川「なんか今の課題ムズいって嘆いてたし」
『これそうなのは今のところ5人ですね』
花巻「2年1年誘ってみるか？」
松川「俺らが親しいのはレギュラーの奴らだけだべ」
花巻「矢巾とか、金田一とかよくね？」
『どちらにしろS(セッター)が二人要りますよ』
『最悪私OH以外もだいたいはできますけど』
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作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月2日 22時
