帰り道 ページ33
Aside
及川「あ！Aちゃん！試合見てたんでしょ？！どうだった？」
『え？あー…やっぱ強豪校なんだなって思いました』
岩泉「…？お前バレーできんのか」
『一応できますよ』
岩泉「ポジションは？」
『アウトサイドヒッターです』
岩泉「！そうか」
『で、感想ですけど…うーん…あ、一つ思ったのは皆レベル高いですね』
及川「そうだろう！そうだろう！」
『ときどき心任せなところが見られましたけど、それでも基本のフォームとかそういうのが綺麗というか…丁寧な感じがありました』
花巻「良く見てるな」
『あと、えと…6番の背の高い』
松川「金田一？」
『あ、その人です。何か他の人より気迫が見られました』
岩泉「あー…そりゃ影山に影響されてんな」
『烏野のセッターっすね？ときどき学校で見かけます』
岩泉「あっこともう一人いるんだがそこは昔色々あって仲わりぃんだよ」
『あぁ、じゃあ今回の試合で何か変わってるといいっすねぇ…』
花巻「それを切に願うわ」
及川さんが静か……ちょっと話題に出すか
『及川さんはサーブスゴいっすね。烏野のブロックさん徹底的に狙ってましたけどコントロールがすごいんですね。あと純粋にパワーが』
及川「！でしょ！！」
『はい、すごいです』
『松さんのブロックも、烏野の方のギャラリーから見てたんですけど何か怖かったです』
いや、あれは怖いガチで
松川「え、怖い？」
『うん、なんか……それこそ迫力があるというか、それに容姿が容姿だから、余計迫力強い』
松川「えー…それ極めようかな」
及川「あ、意外とありかも！」
花巻「えー、あれより怖くなるの？」
松川「なんで嫌そうなの」
花巻「いや、練習の時松川前衛で、俺も前衛の時めっちゃ怖いんだよ。なんというか、眼力ヤバい」
岩泉「それはわかる」
及川「今度もっと眼力つけて国見ちゃんとかドシャットしてみたら？」
『うわ…』
松川「え、面白そうやってみよ」
岩泉「おい、クソ川、行くぞ」
及川「ちょっ引っ張んないで！」
岩泉「Aもまたな」
『あ、はい、またいつか！』
花巻「またいつか…ってw」
『いや、いつ会うかわからないじゃないですか』
松川「それはそう」
花巻「まぁ、遊ぶ時にあいつらも誘うか」
松川「そーね」
『てか、送るってどこまでですか？』
松川「そりゃAちゃん家までよ」
『ん、りょーかいっす』
花巻「結局この2週間家の場所知らなくてバレーコートのやつの手伝い出来なかったからな」
『あぁ、そういや教えてないっすね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月2日 22時
