買い物 ページ17
及川「え、なんか言ってた？」
『謎過ぎる』
花巻「お気になさらずー」
『ここです』
及川「バレー用品じゃん、バレーしてたの？」
『はい』
松川「そういえばポジションどこなの？」
『アウトサイドヒッターですね』
花巻「マジか」
及川「その腕で？」
…そっかこの体では
まだバレーしてないのか
まぁ、身長前世とそんな変わんないし
同じように出来る
『まぁ、出きると思いますよ』
松川「？してるんじゃないの？」
『してますね、うーん…あんま力使わない打ち方なんす』
そう、私はどちらかというと
パワー系ではない。
手首ひん曲げてドライブかけて
めっちゃ取りにくくする打ち方。
前世の監督曰く、
私は純粋にコントロールも良いらしい。
後打てる範囲が広いね。
及川「へぇー…気になる、今度打ってみてよ」
『いいですよ』
『今後会うかはわかりませんがね』
花巻「何買うんだ？」
『薄い高反発マットを何十枚かと、木板何十枚か、後コート専用テープとポールとバレーネットです』
及川「何そのいかにもバレーコート作りますみたいな材料」
『正解です。バレーコート作ろうと思って』
松川「…持って帰れるの？」
『はい、トラック用意してもらってます』
花巻「？？」
『あ、3人もバレーしてんでしたら一緒に選んでください。ちょーどいいので』
松川「…りょーかい」
選び終わった
及川「え、マジで作るんだ」
『？そうですね』
『あ、そろそろ昼御飯食いましょ』
花巻「Aの奢りだったけど大丈夫か？」
松川「そーそ、及川増えたし」
『そこが問題なんですよね、花巻さんと松川さんの分は作ったんすけど…』
花松「作った……？？」
『そうです。奢りという名の手作り弁当。』
花松「おぉー！」
松川「ん？つまり急遽きた及川の分は…？」
『そーゆーことです』
及川「え？！！」
『あ、安心してください、心優しい私がおにぎりを分けましょうじゃないですか』
『花巻さんと松川さんどーぞ』
『及川さんもおにぎりを2つ分けましょう』
及川「神？？」
『ふはは拝めよ』
及川「いや拝まないけど、ありがとね」
花巻「え！オムライスじゃん！」
松川「すげぇ……」
花巻「てか、俺女子からの弁当はじめてだわ」
知ってるけど一応聞いといた方がいいか……
『合宿の時にマネージャーからもらわないんですか？』
松川「いやー、うちマネいないんだよ」
『わぁ、大変ですね』
花巻「でも変なの入ってくるよりは一年の方がいいよな」
松川「それはそう」
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作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月2日 22時
