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ー js side ー
昔から教育面でとても厳しかったアッパ
テストの点数は常に100点を求められ、
1点でも落とせば出来損ないだと責められた
アッパの圧に逆らえないオンマは、アッパの居ないところで
僕にごめんねと謝るのがいつものことだった
そんな息が詰まる毎日
100点を取らなければ意味が無いと思っていた僕にとって
「…すごい、ジョシュアくん数学98点も取れたの？あんな難しかったテストでよくそんな高得点取れたね」
”あ、ごめん 後ろからジョシュアくんの点数見えちゃって”
そう言葉を付け足したのはその日にあった席替えで
僕の後ろの席になったAちゃんだった
js「…すごいのかな、これが」
なんて他の人からしたら嫌味に聞こえるような返しにも
「うん、すごいよ 私なんてほら見て…この点数だよㅋ」
”ほんとやらかしちゃったよね〜ㅋ いつもはもう少し取れるんだけど”
そう笑いながら見せてくれたテストの右上には大きく23の文字
あの日からAちゃんとはよく話すようになった
全テストの採点が終われば
廊下の掲示板に貼り出される成績優秀者の順位表
学年でも1位から10位までしか記載されていないそれには
毎回僕の名前が1番上にあって
それを見て
”ジョシュアは勉強しかできない”
”実家が金持ちだからって調子乗ってる”
なんて聞こえるように言われたこともあったっけ。
だけど、Aちゃんは
「気にしなくていいよジョシュアくん、あんなの勝手に言わせとけばいいんだから」
そう言って僕の両耳をその僕より少し小さい手で塞いだ
その優しさが僕にはすごく染みた。
それから、Aちゃんのことを好きになるのにそう時間はかからなくて
付き合って半年くらい経った高2の冬
初めて見たAちゃんの普段は服で隠されている部分
この身体も、可愛く上げる声も、その心も
ずっと僕だけのものだったらいいのに
初めて好きな人を抱いたあの日だけは一生忘れないと思う。
幸せすぎて、今なら空飛べるかもって
Aちゃんの家から帰る時本気で試してみたくらいには。
･
あの日、Aちゃんが教えてくれた志望大学
僕もそこを受けることにしたよ。
そしたらAちゃんとずっと一緒に居られる
それが僕の叶えたいことだから。
それに、これは僕が人生で初めてするアッパへの反抗
親の敷かれたレールは歩かない。
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紗良(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます（т-т）このくぷすパートは絶対こういう系で書くって決めてました！😹 最高なお話だなんて、、もうそうやって言って頂けるだけでとても嬉しいです😭これからも良ければ読んでくださると嬉しいです🥺💖 (8月19日 18時) (
レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - くぷす編切なすぎて泣いてます😭毎回最高なお話しありがとうございます🩵🙏🏻 (8月19日 14時) (レス) @page32 id: b42a38ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良 | 作成日時：2023年8月3日 14時
