・(sc side) ページ32
ー sc side ー
ミアはAが迎えに行ってくれると言っていたから
俺はもうそのまま家に真っ直ぐ帰ってきたけど
18時を過ぎても2人が帰ってこない。
18時半を回りそうな頃、
ミアの保育園から電話が掛かってきた
聞けば、まだミアの迎えが来てないとの内容だった。
…そんなはずは無い、
だってAとカトクをしたのは17時過ぎだし
ケーキを取りに行くのにそんなに時間が掛かるとも思えない
とりあえず、俺は
승철A、今どこ?
カトクを入れて、ミアを迎えに行くために家を飛び出した
･
保育園に着けば、
ﾐｱ「アッパー！」
と抱きついてくるミア
sc「ミアネミアヤ、遅くなったな」
そう言いミアを抱き締める俺
さっきAに入れたカトクは一向に既読がつかないし
もちろん返信もなくて不安になる
試しに電話を掛けてみても、
聞こえてくるのはツーツーという電子音だけ
ﾐｱ「アッパ〜、オンマは？」
なんてミアの言葉にも気が動転してしまう俺は
sc「…オンマは絶対帰ってくるから、家でアッパと待ってような」
ほぼ自分自身に言い聞かせるようにして、そう呟いた。
･
結局、Aが帰って来ることは無かった
ミアを迎えに行って家に帰ってきた後すぐ
知らない番号からの着信に出れば、
「○○病院ですが、チェ･Aさんの旦那様のご携帯でお間違いないでしょうか？」
その後に続く言葉に、俺は膝から崩れ落ちた
･
ミアと2人で病院に向かえば、
そこには何の呼び掛けにも応じないAが居た。
今日の朝まで普通に話していたのに
もうその目が開かれることはなく、
そしてその口が開くこともない。
ﾐｱ「オンマ〜、はやくおうちにかえろうよ〜！」
そう言ってAの身体を揺さぶるミア
ﾐｱ「アッパ〜、どうしてオンマはねむってるの？」
なんて言うミアに、俺はなんて答えればいいのか分からなかった。
･
通り魔だった
ここ最近あの地域で数件発生していた通り魔に、
Aは殺されたんだ
もしあの日、違うケーキ屋で予約していたら
もしあの日、Aがあの雑貨屋に寄り道していなければ
そんな ” たられば ” が止まらない。
ミアと手を繋いでふらふらと家に帰れば、
クローゼットの中にミアへのプレゼントと
もう1つ小さな箱を見つけた。
開ければ、そこには1枚のエコー写真が入っていた。
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紗良(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます（т-т）このくぷすパートは絶対こういう系で書くって決めてました！😹 最高なお話だなんて、、もうそうやって言って頂けるだけでとても嬉しいです😭これからも良ければ読んでくださると嬉しいです🥺💖 (8月19日 18時) (
レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - くぷす編切なすぎて泣いてます😭毎回最高なお話しありがとうございます🩵🙏🏻 (8月19日 14時) (レス) @page32 id: b42a38ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良 | 作成日時：2023年8月3日 14時
