ツントデレ (wz) ページ28
･
私の彼氏は、多分ツンデレ。
ツンデレ…？
いや…ツンツンツンデレ、くらいの割合かも
だけど、たまに見せてくれるデレが堪らないの。
「ジフニオッパ〜！」
ソファに座っているオッパに、キッチンから声を掛ける
wz「ん、」
「夜ご飯何食べたい？」
wz「…何でもいい」
ソファに居るオッパの元へと向かって、
「え〜それが1番困るの！ね、何が食べたい？なんの気分？」
私はオッパに詰め寄る
wz「…Aの作るご飯、なんでも美味いから」
照れたようにそっぽを向きながらそう言う彼
「…え？」
wz「…だから、なんでもいい」
ほらね、オッパはやっぱりツンデレ。
そのデレにちゃっかりやられる私も私なの。
「…んふふ、嬉しいな」
「じゃあ、今日は久しぶりにタットリタンにしようかな」
wz「…いいね、お腹空いてきた」
「私、今からスーパー行って食材買ってくるけど…オッパ何か買ってきて欲しいものある？」
wz「…何で1人で行こうとしてるの」
「…え？」
wz「…俺も一緒に行く」
” もう外暗いし ”
そう付け足すオッパ
冬の夕方
時計を見ればもう17時を回っていて、確かに外は暗い
私のこと心配してくれてるんだよね、オッパは。
いつも、少し言葉が足りないけど
オッパは愛に溢れている人だと思う。
･
2人でスーパーの中を並んで歩いて、
結局買いたいと思っていたもの以外にもカートに入れたり
3つ買えば割引になると書かれたトッポギも買ったりした。
もうすっかり日が落ちた空は暗い
暖房が効いたスーパーの中と
パラパラと雪が降っている外の空気との寒暖差にやられそう
wz「ん、」
そう言ってオッパは手を差し出す。
「ん？あ、手？」
wz「…違う」
もしかして手繋ごう？の合図かと思ったけど違ったみたい。
オッパは私の右手にあったビニール袋を手に取った。
さらっと荷物を持ってくれたそのスマートさもだけど、
wz「…ん、」
そう言って私の空いた右手をその左手に取り
ジャケットのポケットの中に入れたそのオッパの行動に
胸がきゅんと高鳴る。
良く私の周りの友達には
そんなツンデレで不安にならないの？とか言われるけど、
不安になることなんて、何ひとつ無い。
頭の中で考えていることを全て言う人と
言葉にはしない人、その2パターンがあると思う。
オッパは後者なだけ。
オッパがくれる1つの ” デレ ”
今日も私の心を温かくしてくれるんだ。
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紗良(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます（т-т）このくぷすパートは絶対こういう系で書くって決めてました！😹 最高なお話だなんて、、もうそうやって言って頂けるだけでとても嬉しいです😭これからも良ければ読んでくださると嬉しいです🥺💖 (8月19日 18時) (
レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - くぷす編切なすぎて泣いてます😭毎回最高なお話しありがとうございます🩵🙏🏻 (8月19日 14時) (レス) @page32 id: b42a38ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良 | 作成日時：2023年8月3日 14時
