ナカナオリノキマリ (mh) ページ22
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私の旦那はすごく優しくて
いつもほのぼのしてる、そんな人。
付き合って5年
結婚して3年が経つけど
両手で数えるには余りすぎるくらいの数しか
喧嘩をしたことがない。
だから、こうやって喧嘩をしたら
どうすればいいのかが分からなくて困る。
もう臨月に入って仕事も産休を貰って過ごしている今
身体は元気だから家事だって色々出来るのに
mh「あ!Aダメ!安静にしてなきゃダメでしょ?」
私が何かをしようとする度にそう言って辞めさせるミンハオ。
「…もう、これくらい大丈夫だって」
mh「ダメ、Aに何かあったら嫌だから」
「…奪わないでよ、」
mh「…え?」
「私から…出来ることを奪わないで!」
mh「…っ、俺はAとお腹の子のことを思って、」
「…とりあえずっ…私のすることに口出ししないで、」
” A… ”
そう言いながら掴まれた右手を私は振り払った。
このままでは涙が零れてしまうと思った私は
スマホを持って寝室に駆け込んで
そのままベッドに横になった。
ミンハオは何も悪くない。
ただ、私と…この子の為を思ってくれていただけ。
それなのに、” 奪わないで ”
なんて酷い言葉をぶつけてしまったことくらい分かってる。
仕事も休職しているからずっと家に居ても退屈だし
家の掃除でもしようと思っていただけなのに。
ミンハオに謝らないと
そうは思うものの、中々寝室から出る気になれない。
私の右目からすーっと一筋の涙が落ちる感覚がした後
私は自分の意識を手放した。
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どのくらい寝てたかな、
枕元に置いていたスマホを確認すれば
ざっと3時間くらい経っていた。
ふと目に入った通知
1時間前くらいに
明浩A、起きたらカトクして
明浩さっき部屋入ったら寝てたから
ミンハオからカトクが送られてきていた。
A今、起きたよ
私はそれだけ返信して、スマホを閉じた。
・
mh「…A、お腹空いてない?」
扉の外からミンハオの声がする。
「…空いてない」
そう言った私のお腹からは
ぐぅーっと恥ずかしい音が鳴った。
mh「…ふふ、お腹空いてるんだね…入ってもいい?」
「…うん、」
返事をすれば、ゆっくりと開かれた扉。
mh「良かった、お腹空いてて…これ、作ったから良かったら食べて」
トレーの上には
温かいお茶と、美味しそうなカレーうどん
…あぁ、懐かしいね
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紗良(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます(т-т)このくぷすパートは絶対こういう系で書くって決めてました!😹 最高なお話だなんて、、もうそうやって言って頂けるだけでとても嬉しいです😭これからも良ければ読んでくださると嬉しいです🥺💖 (8月19日 18時) (レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - くぷす編切なすぎて泣いてます😭毎回最高なお話しありがとうございます🩵🙏🏻 (8月19日 14時) (レス) @page32 id: b42a38ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗良 | 作成日時:2023年8月3日 14時