検索窓
今日:83 hit、昨日:94 hit、合計:128,566 hit

ナカナオリノキマリ (mh) ページ22





私の旦那はすごく優しくて

いつもほのぼのしてる、そんな人。


付き合って5年

結婚して3年が経つけど

両手で数えるには余りすぎるくらいの数しか
喧嘩をしたことがない。


だから、こうやって喧嘩をしたら

どうすればいいのかが分からなくて困る。



もう臨月に入って仕事も産休を貰って過ごしている今



身体は元気だから家事だって色々出来るのに


mh「あ!Aダメ!安静にしてなきゃダメでしょ?」


私が何かをしようとする度にそう言って辞めさせるミンハオ。



「…もう、これくらい大丈夫だって」


mh「ダメ、Aに何かあったら嫌だから」


「…奪わないでよ、」


mh「…え?」


「私から…出来ることを奪わないで!」


mh「…っ、俺はAとお腹の子のことを思って、」


「…とりあえずっ…私のすることに口出ししないで、」



” A… ”

そう言いながら掴まれた右手を私は振り払った。



このままでは涙が零れてしまうと思った私は

スマホを持って寝室に駆け込んで
そのままベッドに横になった。



ミンハオは何も悪くない。

ただ、私と…この子の為を思ってくれていただけ。


それなのに、” 奪わないで ”

なんて酷い言葉をぶつけてしまったことくらい分かってる。



仕事も休職しているからずっと家に居ても退屈だし

家の掃除でもしようと思っていただけなのに。



ミンハオに謝らないと

そうは思うものの、中々寝室から出る気になれない。


私の右目からすーっと一筋の涙が落ちる感覚がした後

私は自分の意識を手放した。







どのくらい寝てたかな、

枕元に置いていたスマホを確認すれば
ざっと3時間くらい経っていた。



ふと目に入った通知

1時間前くらいに


明浩A、起きたらカトクして

明浩さっき部屋入ったら寝てたから


ミンハオからカトクが送られてきていた。


A今、起きたよ

私はそれだけ返信して、スマホを閉じた。








mh「…A、お腹空いてない?」

扉の外からミンハオの声がする。


「…空いてない」

そう言った私のお腹からは
ぐぅーっと恥ずかしい音が鳴った。


mh「…ふふ、お腹空いてるんだね…入ってもいい?」


「…うん、」



返事をすれば、ゆっくりと開かれた扉。



mh「良かった、お腹空いてて…これ、作ったから良かったら食べて」



トレーの上には

温かいお茶と、美味しそうなカレーうどん


…あぁ、懐かしいね

・(mh side)→←・(jn side)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (135 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
510人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , seventeen
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗良(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます(т-т)このくぷすパートは絶対こういう系で書くって決めてました!😹 最高なお話だなんて、、もうそうやって言って頂けるだけでとても嬉しいです😭これからも良ければ読んでくださると嬉しいです🥺💖 (8月19日 18時) (レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - くぷす編切なすぎて泣いてます😭毎回最高なお話しありがとうございます🩵🙏🏻 (8月19日 14時) (レス) @page32 id: b42a38ca21 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗良 | 作成日時:2023年8月3日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。