ポニーテール (jn) ページ19
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高校2年生の2学期が始まって、
夏休み部活に勤しんで居たであろうクラスの子達は
その肌が綺麗に小麦色に染まっていた。
窓側1番後ろの席。
一般的に特等席と言われるそこが、私の席だったはず。
だけど、その後ろに1つまた席があって
あれ、席増えてる？
と思っていたら
jn「初めまして、2学期からこの学校に転校してきた文俊辉です。」
先生は
” 中国から引っ越してきたからみんな色々教えてやって〜
あ、あと席はAの後ろな。おい、A手挙げろ ”
「…あ、はい、私です」
そう言い挙手する私
私の1つ後ろに出来た席は、彼のものだったみたい。
私の横を通った時にふわっと香った石鹸の香り
まだまだ暑い夏だと言うのに
そんなの微塵も感じさせないような涼し気な佇まい。
とても綺麗な人だなと思った。
jn「…あの、」
朝のHRが終わった後、
後ろから肩をちょんちょんとされて振り返る
「…ん？」
jn「窓側の1番後ろの席、取っちゃってごめんね」
もう1回自己紹介するとか、
席前後なんだねよろしくね、とか
そういう事じゃなくて、なんて言うんだろ…そこなんだ。
「…ふっㅋ」
この人なんで笑ってるんだろう？ってキョトンとしている彼
「…そんな…後ろに机が1つ出来ただけで景色は変わらないから大丈夫だよㅎ 気にしないで？」
jn「本当？僕、今までで1回も窓際の1番後ろの席になった事ないから嬉しいんだ」
彼の中で窓側の1番後ろの席というものは特別らしい。
なんか、少し変わった子だなと思った。
「…あ、そう言えば名前…私はチェ･Aって言うから好きなように呼んで！」
jn「Aちゃんって呼ぶね。僕は周りからジュンって呼ばれることが多いよ」
「じゃあジュンくんって呼ぶね」
すると、すっと差し出された右手
「…ん？」
jn「仲良くなろうね、の握手だよ」
そう言って私の手を取り上下にブンブンさせるジュンくん。
なるほど、これが中国式の挨拶なのか。
「…こちらこそ、よろしくね」
全身の熱が頬に集まる感覚がする。
握手とは言えナチュラルに手を握っている事実
いや、握手なんだから手を握るで合ってるんだよ。
なんて、意味わからないことを頭の中で考える私
「…か、韓国語！もし分からないことあったらなんでも聞いてね、」
jn「嬉しい！逆に中国語で分からないことあったら聞いて！」
「…中国語？ㅎ」
jn「うん！」
やっぱり彼はちょっと変わっている。
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紗良(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます（т-т）このくぷすパートは絶対こういう系で書くって決めてました！😹 最高なお話だなんて、、もうそうやって言って頂けるだけでとても嬉しいです😭これからも良ければ読んでくださると嬉しいです🥺💖 (8月19日 18時) (
レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - くぷす編切なすぎて泣いてます😭毎回最高なお話しありがとうございます🩵🙏🏻 (8月19日 14時) (レス) @page32 id: b42a38ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良 | 作成日時：2023年8月3日 14時
