スレチガイ (mg) ページ1
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恋愛漫画とか小説でもよくある幼馴染との恋
そういう類のものは、大体付き合うオチじゃん
私は物心ついた時からずっとアイツのことが好きなのに
アイツは中学に入った頃から彼女が絶えないし、
のくせ、アイツの私に対する距離感は終わってるんだから
腹が立つ。
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mg「あ！A！…もーらい！」
「…っ、ちょっと…何すんの…ミンギュ」
学校からの帰り道、
どうせアイツはあの可愛い彼女と帰るんだろうと思って
1人でとぼとぼ歩いてた時
少しでも自分のテンションを上げたくてコンビニで買ったアイスをアイツは横から大きな口を開けて、食べた
少し奮発して買ったプレミアムのアイスだったのに、
へへっとか言って笑いながら食べた
mg「前に1人で歩いてるA見つけたから走ってきたー」
「…そ、今日は彼女と帰らないの？」
mg「…ん？あー、あいつ今日部活だから」
「そっか」
普通そういう時って彼女のこと待つんだと思うけど。
ミンギュは部活には入ってない
見た目だけで言えば、The運動部体格なのにもったいない
高1の春、高身長が故に
バスケ部の先輩方に猛アピールされてたけど
「僕、部活とか興味ありません！
早く家に帰ってゲームしたいんで」
なんて全力拒否してたっけ
私と同じ速度で動いていた地面に映る影が止まる
後ろを振り向けば
mg「ねえ、もう1口ちょーだい」
大きな口を開けて立ち止まるミンギュ
「何それ…すんごい今の顔間抜けだよ、ミンギュㅋㅋ」
mg「はーやーく！笑ってないでアイスちょーだい」
「やだ、ミンギュ1口が大きすぎるもん」
mg「暑すぎて溶けちゃう！」
「あー、アイスが？確かに溶け」mg「違う、俺が！」
「…は？なら溶けちゃえばいいのに」
ミンギュなんかこの暑さに負けてドロドロに溶ければいい
あの子の彼氏でいるミンギュなんて好きじゃない。
mg「ひどい！鬼A！Aのパボ！」
観念したのか数分前と同じように私の横を歩き始めた彼
mg「…隙あり」
アイツによって大きくかじられた私のアイス
…アイツが口付けた、アイス
ずっと下を向いて歩く私
気付けば目の前のアイスばっかり見つめてしまう
mg「ねえ、そんなに俺にアイス食べられたの嫌だった？
…あ、あそこにコンビニあるから新しいの買いに行こ」
「…ミンギュ、これもう全部食べていいよ」
バイバイ
そう言って私はミンギュの元から逃げるように走った。
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紗良(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます（т-т）このくぷすパートは絶対こういう系で書くって決めてました！😹 最高なお話だなんて、、もうそうやって言って頂けるだけでとても嬉しいです😭これからも良ければ読んでくださると嬉しいです🥺💖 (8月19日 18時) (
レス) id: 24b5647c5f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - くぷす編切なすぎて泣いてます😭毎回最高なお話しありがとうございます🩵🙏🏻 (8月19日 14時) (レス) @page32 id: b42a38ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良 | 作成日時：2023年8月3日 14時
