16.MG ページ16
WN「_____。」
今、俺は重大なミッションをこなそうとしている。
その内容はウォヌヒョンの幼馴染がどんな人物か知ることだ。
だからまずはウォヌヒョンが電話してる内容を聞いて、より鮮明に人物像を思い浮かべなければならない。
今日はいつも通り練習が終わって帰って来て、これまたいつも通りウォヌヒョンは部屋で電話中だ。
MG「静かにしてたらバレないよ、__よし。」
そう自分に言い聞かせてウォヌヒョンの部屋のドアに耳を近付けて息を潜める。
WN「もうすぐツアーがあって日本に行かなくちゃいけないんだ」
WN「Aも来る?」
WN「...そうだよね」
日本行こうよ幼馴染!!
せっかくウォヌヒョンが誘ったんだよ!?
何を断ってるの!?
WN「寂しい?」
もしウォヌヒョンに会えなかったら寂しいよ俺は!!お前はどうなんだ!!
WN「まぁ、たしかに最近会えてないから変わらないよね、はは...」
おいこらA!!!お前こら!!!
ウォヌヒョンの声色でこっちが泣きそうだよ!!!
WN「1回ぐらい見に来ればいいのに、」
WN「かっこいい、と思うよ。ファンは喜んでくれるし、」
はぁーーーもう俺絶対会ったら叱ってやる!
部屋中にウォヌヒョンの写真貼って、これのどこがダメなんだ!って言ってやる!!
WN「ほんとにSEVENTEENの事何も知らないんだな...俺は年下組じゃないよ、1番上でもないよ」
もうダメだ、早くこのドアを開けてウォヌヒョンを抱きしめたい。
WN「お、怒ってるよ俺」
ん?え、?怒ってる?
WN「愛嬌してくれたら、許す。」
WN「...じゃあビデオ通話に切り替える」
唐突な愛嬌の強要に混乱が止まらないぞヒョン待って
何で今愛嬌?どういうこと?
SEVENTEENを知らなさすぎて怒った?
こじつけ過ぎるけどまぁ、いいのか、?
あ、ビデオ通話に切り替えて音量が上がったから幼馴染の声も若干聞こえる!
(『愛嬌なんてやった事ないのに〜』)
WN「何でもいいんだよ」
(『え〜、じゃあ、』)
....ちょっとだけ覗いてもいいよね?顔見たいし!
ごめんねウォヌヒョン!お邪魔します!
(『'ちゅっかわいくてごーめーんー'
ここしか知らないんだけどこれでいい?笑』)
WN「...うん、ありがとう。笑」
ちらりと見えたその子は美人すぎて静かにドアの前で土下座した。
叱るとか言ってごめん。
めちゃくちゃ美人じゃん。
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作者名:うさぎさん | 作成日時:2023年10月14日 1時