１２．ＭＨ ページ12
MH「ウォヌヒョン勉強してるの？」
WN「うん」
MH「日本語？」
WN「英語も少しだけ」
MH「何でまた急に？」
WN「負けたくない」
え、誰に？
MH「勝負してるの？誰と？」
WN「己と」
MH「はい？」
自分に負けたくなくて勉強してるってこと？
....熱心だな。僕なんてもう全然負けてもいいもん。
WN「いや、本当は(Aの)友達に」
MH「英語ならシュアヒョンに教えてもらえばいいのに」
WN「....たしかに」
僕がそう言うと勉強道具一式を抱えて足早に去ってしまったウォヌヒョン
MH「あ、ウォヌヒョン携帯忘れてる。
.....ん？誰これ？」
ウォヌヒョンの携帯はロックが解除された状態で、待受画面はとっても可愛い女の子とのツーショットだった。
MH「彼女？んーでもそんな話聞いてないし、友達？」
....気になる。
届けに行こうかな？
でもウォヌヒョンはシュアヒョンの所に行ったんだよね？
そもそもシュアヒョンどこにいるの？
MH「んー....どうし 「ミョンホ！！！」っはい！」
WN「携帯！」
MH「あ、は、はい！」
どうしようかと悩んでいると後ろから不意に大きな声で名前を呼ばれて携帯を取られてしまった。
WN「....見た？」
MH「う、うん。...ごめん。
見るつもりはなくて、忘れ物だって思ってそれで、」
WN「いや、いいんだ。
全然いいんだけど、どう思った？」
どう思ったって言われても、
MH「可愛いとは思ったけど」
WN「会いたい？」
MH「僕その方をよく知らないから何とも言えないよ」
WN「そっか。」
僕が正直に答えると少し嬉しそうにしたウォヌヒョン。
やっぱり彼女なのかな？
MH「彼女？」
WN「まさか。幼馴染だよ。」
MH「仲良いんだね」
WN「ありがたいことに電話は結構出来てる」
あー、ウォヌヒョンこの子が好きなんだ。
MH「上手くいくといいね！」
WN「！....うん。」
うん、嬉しそう。
WN「ミョンホ、ちょっとお願いがあるんだけど」
MH「なに？」
WN「今度、中国語教えてくれない？」
MH「熱心だなぁ...笑」
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作者名：うさぎさん | 作成日時：2023年10月14日 1時
