男性声優さんたちと。５

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『う‥！あと、少しなのに‥っ！』

台を持って来ればいいんだが横着なわたしは
自分の精一杯の身長と、背伸びでがんばる

が、上の方には届かない
しかも格好のこともあって腕を伸ばすのが難しい

？「これ、上に飾るんですか？おれ、飾りますよ」

マスクしてても目元がくしゃりと緩められて
笑って言ってくれてるのがわかる

(この人の優しいオーラすごい‥)


『わ、すいません。お願いしてもいいですか‥？』

？「はい、もちろん」

にこにこ〜〜という効果音が伝わってきそうな程
にこやかに言ってくださり、甘えてしまった

？「笹綺麗ですね。そういえばきょう七夕でしたね。だから街中浴衣で働いてる人多いんだ」

『はい。毎年この日は街をあげての七夕祭りで。
浴衣を着て働こう〜〜ってなってるんです』

そうなんです
きょう七夕の日は、２、３年前くらいから
街を盛り上げる一環で浴衣で営業することに。

なので、わたしも浴衣を着ている

浴衣着れて嬉しいけど、なんせ少し動きにくい‥
そんな中、店先に置いてる笹が身長より高くて
上の方の飾り付けに戸惑っていたところでした。


『よかったら書いていかれませんか‥？』

とススっと願い事を書く紙を渡してみる

笹にはさっき通りがかった子どもたちが書いてくれたお願い事の紙がカラフルについている


？「えー！うわー！たのしそう！！
いいんですか！！書きたいです！！」

まさかこんなにはしゃいでくれるとは‥(笑)
飾り付けを手伝ってくださってた時
ふんふ〜〜ん♩と鼻歌歌いながらされてたこの方。

少年みたいなはしゃぎ様になんだかわたしも
うれしくなる。




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