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やばい、やばい、雨!雨なんて聞いてない!
お昼頃はさ!?
あんなにめちゃくちゃ良い天気だったじゃん!!!
ねぇぇぇぇぇぇぇえええ!
スタジオから駅に向かう途中雨に襲われるなんて
ついてない、ほんとについてない
今日の服全部お気に入りだしもう濡れたくない
今からマネージャー呼ぶのもなぁ。
少しだけあそこで雨宿りさせてもらおう‥
あっ、メガネに水滴めっちゃついてるやばい
メガネを外して水滴を拭いていると
『あの、大丈夫ですか。よかったらうち花屋ですけど奥にカフェスペースあるので雨宿りにいかがですか?』
メガネしてないからぼんやりとしか見えなかったけど優しい声が聞こえて無意識に「はい」って言ってた
(めっちゃおしゃれ、こんなお店あったんだ‥)
よく通る道にこんなお店があったとは。
しかもカフェスペースは外から死角になっててちょうどいい。
前言撤回?ってやつ?ついてたわおれ。
ちょっと雨には感謝する
席についてしっかりメガネを拭く
『コーヒーと紅茶ご用意できますが、どうされますか?』
?「んーっと、、じゃあアイスコーヒーで。」
メガネ拭き終わったあと、掛け直して
雨いつやむかなぁ、なんてぼんやりと考えてた
『お待たせいたしました。アイスコーヒーと、これ焼き菓子もお付けしてだしてるのでどうぞ。
急な雨でしたね、タオルも使ってください』
柔らかい声が耳に入る、視線も上に
カラン、と氷が鳴る
と、氷の音でハッとする
ねぇえ!急募、ってやつ!
いつかまた会えたらいいなって、
あの桜の公園で見た、綺麗に微笑む横顔の女性
あれからずっと思ってた人が目の前にいたら
どうすればいいんですかね!?!!?
良平さん!!!安元さん!!
おしえて!!!と心の中で叫ぶ
ピロン
こうたろ:ぱいせ〜ん!今日の夜飲みませんかぁ?
んあーーっ、お前じゃない〜〜
.
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作者名:ぷりん | 作成日時:2019年5月30日 3時