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宮と部活 ページ9

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移動教室が終わると、女子から声をかけられる。


「Aちゃんって部活入る?」


「えぇっと…今は考えてないかな」


というのは嘘で、そもそも部活に入る気はないのだが。


前の学校でも入っていないし、これからも入ることはなさそう。


「そうなの?でも楽しいよ〜


わたしバスケ部なんだけどさ」


「あっ…ごめん、運動苦手で…」


部活に入らなかったのはもう一つの理由もある。


運動が、苦手だから。


自他共に認める運動音痴である。


足が速い訳でもないし、ボールを遠くに投げれる訳でもない。


「ならマネージャーとか…」


「それは…ちょっと」


運動系のものに関わるのはごめんだ。


すると友達がこう言う。


「なんか残念イケメンも俺の好きな子運動音痴とか言ってたな…」


「えっ」


嘘だろうあいつ。


そんなことまで話しているのか?


私のプライバシーはどこへ…。


「有り得ない…」


ぼそりと口にした。


「でもさ〜、マネやらない?」


「やらない…」


「そう?


でもどの部活でもマネ不足なんだよね〜…


特にバスケ部とかさ」


「え、そうなの?」


「残念イケメンがいるからね〜


散々好きな人の話するからさ。みんなうんざり?みたいな」


「!?、絶対やらない!」


運動は苦手ですでにやりたくないっていうのに、そのバスケ部にいれられたら私の普通校ライフは間違いなく終わる。


それは勘弁である。


少し焦りながらそう宣言すると笑われた。


「残念イケメンの好きな人の話は長いから」


「あぁ…そう…」


…私のこと、そんなに語ってどうするっていうんだ。


そんな婚約者に少し…というか大分呆れる。


「放課後見に行ってみると良いかもよ?」


「…そう、だね」


見に行くんだったら着いて行くよ〜と付け足して言われた。


なんなんだそれ。


まるで私が行くと思っているみたいじゃないか。


「…行くだけなら」


「あ、マジ?じゃあ一緒に行くからね〜」


と面白そうに彼女は答えた。




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るり(プロフ) - 今日ほんとに見返してたところの更新だったので嬉しかったです泣 この先のお話とかめちゃくちゃ妄想してるので、いつかお話になるの楽しみにしながらこれからも見返そうと思います! (2021年1月14日 0時) (レス) id: 1011553aa4 (このIDを非表示/違反報告)
月雫 runa - 完結おめでとうございます!! 最初から最後まで楽しめました! (2020年3月22日 12時) (レス) id: 7dc9d510f6 (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - はじめまして!スゴくよかったです(*^_^*) (2020年3月18日 7時) (レス) id: 083a813a8f (このIDを非表示/違反報告)
さくり@歌リス(プロフ) - ヤバい!最高でした(@_@) (2020年3月16日 22時) (レス) id: 0cd51e6ec6 (このIDを非表示/違反報告)
響(おと) - すき。 (2020年3月16日 11時) (レス) id: e976740a08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:田鈴 | 作成日時:2020年1月2日 17時

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