我らモテたい系男子だ！

４　テスト ページ16

(雄也)


宏「明日テストですね」

大「そうですね」

宏「だからさ、勉強しろよ！」

光「薮、しっ」

雄「ここ店だ！」


テスト期間という事で活動が出来ない俺ら、文芸部は

学校近くのファーストフード店で勉強会中。

俺の隣に薮くんが座って

前に伊野尾くん、有岡くん、光くんのズッコケ三人組が座っている。


慧「ほらそこの二人、分からない所あったら教えてあげるから。２０位に入らないと」

宏「しばらく外周と体幹トレーニング二倍」

大「わあー健康的になりそうー」

光「恐ろしい…」

雄「２０位って無茶だよ・・・」

宏「だから頑張れって言ってるだろ！分かったら問題解く！」

大「薮くん余裕だなー」

宏「俺も言っておきながら結構後悔しているから、余裕ないよ」

光「自爆かよ！」

雄「でも頭いいと、インテリって感じするじゃん」

大「だけどー、２０位は・・・」

慧「あのさー」

大「どうしたの？」

慧「この前さ、薮が魚肉系男子とか言ってたよな」

大「うん」

慧「俺少し考えたんだけどー、魚肉系男子って高木の事だよな」

「・・・。」


全員が沈黙した。

え、何言っているの伊野尾くん。


宏「なんだってー!?」

大「じゃあ高木がモテモテになるの!?由々しき事態だよ！」

雄「なんで!?」

慧「あら」

雄「なんていう事言うの、伊野尾くん！」

慧「え、だって。見た目なら高木、肉食系っぽいだろ？」

大「高木ー！」

宏「お前だけズルいぞー！」

雄「そんなぁ〜」

光「勉強しろよー！あと、ここ店だから！」

大「高木に負けてられん！」

雄「学年違うよね？」

大「絶対、高木より頭よくなってやる！」

宏「さあ勉強だ、勉強！」


・・・。

伊野尾く〜ん！


光「熱気が凄い。伊野ちゃん、お前なぁ・・・」

慧「まあまあ、結果オーライという事で」

光「お前なぁ・・・」

慧「光こそハリセンは？」

光「朝、薮がボケたから叩こうとしたら、先生に没収された」

慧「二代目・・・」

光「三代目は大ちゃんにあげるから、次は四代目だな」

慧「世代交代早いなー」

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