我らモテたい系男子だ！ (ページ13)

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(慧)

宏「やっぱり魚肉系男子なんだよ！」

一周回ってそこにたどり着いたんだ。

そして魚肉・・・。

慧「え、すり身にされるの？」

宏「魚肉だけど、ソーセージのような触感！」

雄「触感か・・・？」

光「それってつまり、肉食系男子に見せて、ホントは魚でしたー。みたいな」

宏「そう、それ！」

雄「おおー」

大「魚は牛肉や豚肉にはならないと思うけど」

宏「じゃあやっぱり頭のいい男子か・・・」

光「そう言えば今度テストあるよな、中間テスト」

宏「お前ら、大丈夫なのか？」

雄「・・・」

光「・・・」

大「・・・」

三人が明後日の方向を見る。

宏「なぜ目をそらす」

光「いいんだよ！」

宏「よかないよ！」

ちょっとここで我々が通っている学校の説明をしておこう。

慧くんの説明コーナー、ちゃんちゃんちゃーん。

並村高校。共学。

通称、並高。

通称と相まってか、偏差値そこそこ。中の中。

まさに並高。

普通科と進学科があります。ちなみに俺は進学科。

大「大丈夫！そこそこ取れるから！」

宏「じゃあノルマを決めるか？」

光「嫌だ」

宏「部長命令、だ」

光「職権乱用だ！」

宏「なんとでも言うがいい！」

雄「悪役みたいになってるぞ！」

宏「ノルマは全員が上位２０位以内に入っている事！」

大「無理だよ！せめて２００位以内にして！」

光「えらい違いだな。１０倍になってるぞ」

宏「じゃあ１５位」

光「あがってる上がってる」

そうだ。

慧「大ちゃん、大ちゃんって何されるのが嫌？」

光「大ちゃん答えるな！」

大「えー、こちょこちょ？脇腹とかの」

光「大ちゃーん！素直すぎるぞー！」

慧「２０位以内に入らなかったら、それね」

雄「まさかの脅し・・・」

宏「ナイス伊野尾！それ決定！光もだからな」

光「マジか。２０位はキツイぞ・・・」

大「高木は！？高木はどうなんだよ！」

雄「俺も無理だと思うけどなぁ」

宏「馬鹿いうなよ、お前馬鹿じゃないだろ、馬鹿だなー」

大「馬鹿の量多すぎ！」

雄「薮くんには敵わないだろ」

宏「嘘付け。最初のテストで２０位以内に入ってだろ」

大「・・・」

光「ええぇぇっ!?」