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「ねえ、わたしのこと、
知ってるの･･？」
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そう訊くと、何故か嬉しそうになって、
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「うん！」
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と、弾むような声で答える。
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「本当に？」
「うん！」
「じゃあ、わたしの名前はなんでしょう？」
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そう訊いてみると、少し考えて、
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「あなたの名前は、僕とおんなじです！」
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と無邪気に答えた。
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「わたしの名前は、A。
あなたも、Aっていうの？」
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嘘であるのは承知で、
あえて訊いてみる。
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「ぼくの名前は、A」
「違う、それはわたしの！」
「あなたの名前は、おみそしる」
「おみそしる!?」
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全く噛み合わない、
ナンセンスな会話が
少し楽しくなってきた。
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「あなたに名前はありますか？」
「ないよ！」
「あるのか･･なんだろう、たかしとか？」
「そうだよ！」
「うーん、ベタに狼少年とか」
「全然違います」
「全然ってことはその逆だから、
近いのかな、じゃあ、
うそつきくんとか！」
「違うよ！」
「うそつきくんって云うのか！
そっか、うそつきくんか･･」
「ぼくの名前は、おみおつけ」
「ふふ、それはわたしのでしょう？」
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うそつきくんは、少し嬉しそうだった。
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青い消しゴム - 私もラーメンズ大好きなんで、この話面白いし、好きです！！無理しない程度に更新頑張ってください~！！ (2017年6月27日 23時) (
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作者名：物書き白うさぎ | 作成日時：2016年9月27日 3時
