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三十五話 ページ35

『そっか・・・・まぁ、玄弥を庇いきって死んだなら本望だね』

「え?」
『え?違うの??』

「俺たち鬼殺隊士だったっていったじゃん」

『うん』

「まだ鬼殺隊士になってすらいねぇからなここ」

『あれ、私生きてるなら何で玄弥そんな怒ってたの?てっきりそこで死んだから何であんとき庇ったんだよ!!って怒っているもんだとばかり』

「・・・・兄貴から聞いたんだよ。その・・・背中に・・・」


『・・・あぁ。あの傷痕のことか。』


以前、お付き合いしていた人に背中に傷があるところを見られてドン引きされた事を胡蝶先生に話したことがあったっけ・・・。たまたまその場を通った不死川先生にも聞かれたんだっけ
確かにあん時すごく苦虫を噛みつぶした様な顔を不死川先生してたからまたドン引きされたのかと思ったけど
なんだ、そーゆうことか

「だから・・・その・・・傷って俺を庇った時に受けた傷が転生した後も残ってんだよなって思って。あん時俺なんか庇わなければ・・・Aさん・・・は・・・・」

『玄弥。もうすぎたことだ!』

「え・・・」

『さっき玄弥が言ってたことだよ?もう過ぎたことなの。何百年も前に。
確かに私昔からこの背中の傷が嫌いだったの
何でこんなのついてるんだろう、わたしだけって。
でも、今の話聞けてよかった。この傷は玄弥を助けれた証なんだよね。
それってわたし、かなりかっこいいじゃん??』

「Aさん・・・・」

((Aちゃん!!!ごめ・・・俺のせいで・・・ごめん、本当にごめん俺・・・俺!!!))

((玄弥!?顔に!!!傷が!!そんな、玄弥の可愛い顔にぃいいいい!!!))
((俺じゃなくて!?Aちゃんの方が!背中から血がすごく・・・))

((これ?大丈夫!!ちょっと痛いけど玄弥の事守り抜けた証だよ!!でも・・・他の子達守れなくてごめんね玄弥。これからは私が玄弥の事、実弥の分も守ってあげるからね。 ))


「あんたは、変わらねーよなほんと・・・」

『それより!!もっと教えて玄弥!私がその・・・・鬼殺隊?とやらに入った話!!!』

「え・・・でも・・・・。」

『お願い!!他の人のこともちゃんと思い出したいの私!!』


「・・・・ごめん。それはできないんだ。」

『え・・・。』
「あ!その・・・御館様に皆言われてて・・」

『?理事長に?』

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aruba - すずめさん» すずめさん。はじめまして。御閲覧ありがとうございます。私事で長期間連載をストップしておりましたが、本日2020-01-26よりまた再開させていただきます。せっかく応援してくださっていたのに返信もできないままですみません。今後ともよろしくお願い致します (2020年1月26日 8時) (レス) id: cf13dd1490 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 初めまして!こんばんは!!Arudaさんの作品がおすすめに出てきて読んでみたのですが、すごく面白くて一気に読んでしまいました!!!!とても楽しい作品で、ワクワクしてしまいますッッ!!!!あの!応援しますッ!!!作品頑張ってください!! (2019年12月8日 22時) (レス) id: 5501bf61fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Aruba | 作成日時:2019年10月28日 3時

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