三十三話 ページ33
「や、やべぇAちゃんだ」
「ち、ちげぇんだよ！この2年が先に喧嘩ふっかけてきたから！」
『・・・・』
後ろで生徒が何か言っている様な気がするけど
なんでだろう
なにも聞こえない
誰だっけこの子
昔会ったことがある？
いつ？
ん・・
あれ
思い出せない
あと少しなのに
不死川・・・・玄弥くん
玄弥くん？
違う、こんな呼び方じゃなかったはず
不死川くん？
玄弥くん？
違う違う
思い出せ
きっと だいじなことなんだ
頭が割れる様に痛い
「え、Aさん？大丈夫かよ」
((ほら、玄弥。置いてくよ？？))
『玄弥』
「え・・・」
げんや・・・玄弥
そうよ玄弥
私はあなたの事玄弥って呼んでたよね？
「Aさん？」
((待ってよAちゃん！早いよ！))
((ダメダメ！早く帰んないと玄弥のお母さんに怒られちゃうもん。))
『玄弥・・・・Aちゃんって呼んでくれないの？』
「！！？え・・・記憶」
「？な、なに？？どうゆう事？」
『！？あ、ごめんごめん。喧嘩してるんだったよね？んで？げんっ、不死川君が先にふっかけて？
そうそう、彼には私から注意しておくから！！ね？さ、君達はもうゲーム負けてるんだからみんながいる所に行って？』
「でも！俺ら！！」
『ね？大丈夫。私に任せて？？』
自分でも驚くくらい静かな
そして、有無をも言わさないそんな声が出た
きっと顔も不自然な作り笑いをしている事だろう
「！？い、いこうぜ」
「あぁ」
『さて、不死川くん？上級生に喧嘩を売るなんて何かあったのかな？』
「え、や、別に」
『血気盛んなのは昔からだとしても、時と場合と場所を選んでよね？』
「・・・・・」
『え、無視？』
「なんで・・・・俺の事助けるんだよ」
『それは教師としては当たり前でしょう？』
「ちげぇ！！あの時！！！」
『・・・・あの時？』
「まさか、あんた記憶全部戻ってないのか？」
『記憶ってなに？確かに私今あなたに会うまで昔に会ってたことなんて忘れてたけど他に何かあったの？』
「昔って・・・・いつの話してるんだよ」
『いつってそりゃ・・・・』
あれ、あれっていつの話だろう
小学生の時の話？
いや、違う
もっと前？だったら玄弥赤ちゃんじゃない
遊べてないから
『私・・・いつあなたに出会って・・・るの？』
「・・・・」
『お願い、教えて？私たちいつ会ってるの？』
「今から俺が話す内容は作り話でもなんでもねぇって事を信じてくれるか？」
『もちろん』
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aruba - すずめさん» すずめさん。はじめまして。御閲覧ありがとうございます。私事で長期間連載をストップしておりましたが、本日2020-01-26よりまた再開させていただきます。せっかく応援してくださっていたのに返信もできないままですみません。今後ともよろしくお願い致します (2020年1月26日 8時) (
レス) id: cf13dd1490 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 初めまして！こんばんは！！Arudaさんの作品がおすすめに出てきて読んでみたのですが、すごく面白くて一気に読んでしまいました！！！！とても楽しい作品で、ワクワクしてしまいますッッ！！！！あの！応援しますッ！！！作品頑張ってください！！ (2019年12月8日 22時) (レス) id: 5501bf61fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aruba | 作成日時：2019年10月28日 3時
