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二十四話 ページ24

『こ、これよりは私AA先生の授業にいたします!!
心してきくよーーーーに!!!』




考えるより先に体が動いていた


とは、まさにこのこと


サッカー部が鱗滝先生を囲っていたのを見るに耐え切れなかった様子のA

あろうことか、鱗滝錆兎の前に立ち宣戦布告

「!?おま、お前!なにしてんださっさと逃げろ!」

『う、ううううう鱗滝先生の男気感服いたしました!
こー・・・私の中でも奮い立つ様な何かがありまして・・・つい』


「ついで、出てくるなバカなのか!」

『ば!?バカではないです!』

「囲まれているんだぞ!?これからどうするんだ!」

『あ、それなら彼らはもう負けています』


「は?」


『こ・れ(ニヤッ』

Aの手には十一個の赤い玉
丁度Aらを取り囲んでいるサッカー部十一人分と一緒の数だ

「!?まさか」


『はい。彼らのです。後ろからは卑怯かなと思ったんですが多人数で一人に対抗している彼らにはこれぐらいが丁度いいかなと』


「あ、ない!お前の玉!どこやったんだよ」
「ほんとだ!?お前のも」
「俺らの全部だあれ・・・いつ?一体いつとったんだよ!」
『君たち!鱗滝先生に集中しすぎですよ?サッカー部たるものもう少し周りに注意しなければね?』
「っくそぉ!!Aちゃんの授業今度サボってやる!!」
『別にいいけど内心に響くと思いなさい!!』
「お、鬼だ」
『今は鬼狩りと呼んでもらえる?』
「あぁああ!くそっ!せっかくのチャンスだったのに。」
「仕方ねぇよ。あとは下級生にかけようぜ」

しぶしぶといなくなるサッカー部諸君
潔くて助かった
そして、校庭に集合した生徒は今のサッカー部で最後の様だった

「お前、意外にやるんだな?」
『まぁ、わたし影薄いので気配消すのぐらいはお茶の子さいさいです。』
「?いいのか?それは」
『まぁまぁ!ところで鱗滝先生はこの玉どうしてるんですか?結構の数生徒から取ってますよね?』
「ん?あぁ、上に投げてみろ」
上に?半信半疑で上にポーンと放り投げてみると瞬く間に消えた
消えたと言うか、何かがそれを持っていっていた
『え?なんですか?今の』
「カラスだ。アイツらは賢いからな。誰がどれだけ取ったのか集計してくれてるんだ」
『な、なるほど・・・。』


「まぁ、お前のおかげで俺はまだ戦えるみたいだな。礼を言う。
だが、ここからは別行動にした方が良さそうだ。」

『はい!勉強になりましたのでわたしも負けないように頑張ります!!』

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aruba - すずめさん» すずめさん。はじめまして。御閲覧ありがとうございます。私事で長期間連載をストップしておりましたが、本日2020-01-26よりまた再開させていただきます。せっかく応援してくださっていたのに返信もできないままですみません。今後ともよろしくお願い致します (2020年1月26日 8時) (レス) id: cf13dd1490 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 初めまして!こんばんは!!Arudaさんの作品がおすすめに出てきて読んでみたのですが、すごく面白くて一気に読んでしまいました!!!!とても楽しい作品で、ワクワクしてしまいますッッ!!!!あの!応援しますッ!!!作品頑張ってください!! (2019年12月8日 22時) (レス) id: 5501bf61fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Aruba | 作成日時:2019年10月28日 3時

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