二十一話 ページ21
あれから遅刻はしたものの
何事もなく午前の授業もお昼休みも終わって五時限目が始まった。
私はと言うと
五時限目に担当教科が無いので他の先生の見学と言う事で鱗滝先生の家庭科を見学中です。
ただ、今日一日自分の授業も他の先生方の授業でも生徒たちはどこかソワソワとしていて
落ち着かない様子で授業を聞いているから
これは、授業内容が右から左なのでは?
意味があるのか?
「錆兎せんせー?本当に今日鬼ごっこやるのぉ??」
やはり、生徒たちが気になっているのはそこであろう。
「やる!理事長のそう言う意向だからな。」
あ、これ発案者理事長なんだ
「今年も錆兎先生のこと捕まえちゃうからね!!」
「っふ、できることならやってみろ!!ただし男は正面から一対一での戦いだ」
「いや!錆兎先生家庭科の先生なのに足早いし強いから一対一じゃ無理ですよー!!」
「お前が男で、男に生まれたのならばどんなに強い相手と戦わねばならない状況になったとしても諦めずに戦い抜いてみよ。」
「って、去年言われて正面から戦って俺秒殺でしたけどね??」
「ぬるい。一年間でお前がどれだけ鍛錬してきたのか見届けてやろう」
「鍛錬って・・・普通に部活してただけなんだけどな」
「なんならお前、運動部じゃねーよな」
生徒と鱗滝先生のやりとりに他の生徒も入ってきて笑い合いながら授業を進めている。
すごく、いい空間であると同時に
鱗滝先生は生徒からの人望もあり大変いい先生なんだろうという事が窺える。
男なら!とか言っているけども・・・
でも、本当に今日鬼ごっこやるのかな?
「さ、次の授業の時に作る物のレシピを各班それぞれで考案してみろ
お題h〔〔カァーカァー!!〕〕きたか」
え・・・・から・・・す??
「発表スルゥー、コレヨリ新入生歓迎鬼ゴッコヲ開催スルゥーカァーカァー」
カラスが、喋った・・・
喋るカラス?え、本物??
それより、今このカラス鬼ごっこ開催するって言った?
まさか、産屋敷さんの言っていた校内放送って・・・・これ!???
「なにをボサッとしているんだA。鬼ごっこはもう始まっているんだいくぞ」
右腕を掴まれたかと思ったらそのまま鱗滝先生は私事引っ張っていく
「コレヨリィ、二十分時間ヲ取ル!其ノ間二、各教職員ハニゲル、ニゲルゥーーーー
ナオ、生徒諸君二見付カラ無イヨウニ、窓シメル、シメルゥーー」
っざっざっとどう言う仕組みかカーテンが閉められていく
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aruba - すずめさん» すずめさん。はじめまして。御閲覧ありがとうございます。私事で長期間連載をストップしておりましたが、本日2020-01-26よりまた再開させていただきます。せっかく応援してくださっていたのに返信もできないままですみません。今後ともよろしくお願い致します (2020年1月26日 8時) (レス) id: cf13dd1490 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 初めまして!こんばんは!!Arudaさんの作品がおすすめに出てきて読んでみたのですが、すごく面白くて一気に読んでしまいました!!!!とても楽しい作品で、ワクワクしてしまいますッッ!!!!あの!応援しますッ!!!作品頑張ってください!! (2019年12月8日 22時) (レス) id: 5501bf61fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aruba | 作成日時:2019年10月28日 3時