十八話 ページ18
産屋敷さんの解散を合図にそれぞれが動き始めた
「あ、Aせんせっ、そんな格好ではすぐに捕まってしまいますから
着替えましょうね?」
胡蝶先生がにこやかにそう言ってきた
が
しまった、何もない
確かに、スーツで通勤しているのでこのままではいかんせうごき難い
『わたし、着替えとか持ち歩いてないんですよ・・・』
「あらあらあら、困りましたね?ん〜冨岡先生?なにか着替えれるものお持ちではないですか?」
「・・・・ジャージなら」
「ジャージを求めていますの」
「下なら」
「よかったですね?A先生!冨岡先生がジャージ貸してくださいますよ〜」
『いいんですか?冨岡先生』
「あぁ」
「でも・・・・A先生には少しおおきそうですねえ?」
確かに
冨岡先生の足の長さから考えるに私にとっては長い・・・
まぁ、裾を折れば
「あ?んなもの派手に切ればいいに決まってんだろ」
『あ、や、宇髄先生こちら冨岡先生にお借r《ジョキっっ》・・・』
本当にココの人人の話聞かねぇ・・・
あろう事か宇髄先生は冨岡先生にお借りしたジャージを切ってしまったのだ
『う、ううううううううう宇髄先生ぃいいいいいいい!!!!ですから!こちら!冨岡先生に借りたジャージなんですって!』
「あ?聞いてたわ!だから丈合わせるために切ったんだろうが」
『聞いてません!それは人の話を全然 きいてません!!借り物なんです!
借りたものはそっくりそのまんま返さなきゃいけないんです!!」
「あらぁ、でもコレで裾を引き摺って転ぶ心配も無くなったことですので万事解決??」
『胡蝶先生も心配なさる所が違うんです!!何の解決にもなってないんです!
冨岡先生!ほんっとーにすみません!同じメーカーの物で弁償させてください!!!』
「・・・いい。いらない」
あ、あぁ・・・冨岡先生怒らせてしまった
ただでさえ冨岡先生とのコミュニケーションうまく取れてないのに・・・
「そんなことより、上もスーツしかねぇのか?」
『あ、はい。まぁ、上はジャケットを脱いでYシャツでも差し支えないかなと思って』
「差し支えるわ。ほれ。仕方ねーから俺様のパーカーを貸してやるよ。」
『え、いいんですか?』
「まぁ、よく汚すからな。替はいくらでもある。あ、袖切っとくか?」
『いえ!大丈夫です!!折ります!』
「おぅ、じゃあ着替えてこい」
32人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aruba - すずめさん» すずめさん。はじめまして。御閲覧ありがとうございます。私事で長期間連載をストップしておりましたが、本日2020-01-26よりまた再開させていただきます。せっかく応援してくださっていたのに返信もできないままですみません。今後ともよろしくお願い致します (2020年1月26日 8時) (レス) id: cf13dd1490 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 初めまして!こんばんは!!Arudaさんの作品がおすすめに出てきて読んでみたのですが、すごく面白くて一気に読んでしまいました!!!!とても楽しい作品で、ワクワクしてしまいますッッ!!!!あの!応援しますッ!!!作品頑張ってください!! (2019年12月8日 22時) (レス) id: 5501bf61fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Aruba | 作成日時:2019年10月28日 3時