十五話 ページ15
そこから
なぜか中等部へ移動し
中等部の全体を回ることに
『こ、胡蝶先生?申し上げにくいのですが私は中等部勤務がしばらく無いように伺っております。
よろしければ高等部の方を案内いただけないでしょうか?』
「あらあらそうなの?困ったわねぇ。私高等部って音楽室と音楽準備室、食堂しか知らないのよぉ」
『!!!!?』
「あ!ちょうどお昼の時間だわ!Aせんせい。ご飯にしましょう」
〜〜〜〜〜〜〜
『その後食堂へ案内して頂き一緒に昼食をとりました。食堂のお姉さん方にはすごく良くして頂き
お断りしたんですが、ご飯山のようによそって頂きました・・・』
本日の出来事を話し終え産屋敷さんを見たら頭を抱えていらっしゃった
あぁ、そんなお姿も大変美しゅうございます。
「・・・A先生!これより高等部の校内案内とさせていただいてもよろしいでしょうか!!」
その後
産屋敷さんの元で今一度校内を案内して頂き
今後のカリキュラムについて教えていただき
私の長い長い鬼滅学園での初出勤を終えたのである・・・・。
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「お疲れ様あまね。Aはどんな感じだったんだい?」
「ありがとうございます。はい、A様は残念ながら前世の記憶が一つもない状態だと思います。」
「そぅ・・・」
「ですが・・・」
「ん?」
「A様はA様のままにございました。本日A様を仕事机へと通し椅子に座られた際に
自分にはこのような上質な椅子は勿体無いとおっしゃっておりました」
「!?ふふふ、それはAに屋敷を与えた時に似ているね?」
(((お、御館様、おやかたさまぁああああああ!!!!!こ、こんな立派なお屋敷わたしには勿体のうございます。もう少し小さく、むしろ私めは鎹烏たちと共に寝ます!)))
(((うん、A。落ち着いて。俺がAにあげたかったんだ。もらってくれないのかい?)))
(((う、うぅぅ・・・あ、有り難く頂戴致します。)))
「はい。まるで昨日あった話の様に思い出せます」
「だが思い出さないのがもしかしたらAのためであるかもしれないね?あまね。
悪いが、Aのこと頼むよ。俺は暫くここを留守にしてしまうからね」
「はい。何かありましたらすぐにご連絡致します。」
開いていた窓から小さな風がカーテンを揺らしその先には
AAが重い足取りで学園を去る姿があった
「きっとコレから楽しくなるよ」
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aruba - すずめさん» すずめさん。はじめまして。御閲覧ありがとうございます。私事で長期間連載をストップしておりましたが、本日2020-01-26よりまた再開させていただきます。せっかく応援してくださっていたのに返信もできないままですみません。今後ともよろしくお願い致します (2020年1月26日 8時) (レス) id: cf13dd1490 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 初めまして!こんばんは!!Arudaさんの作品がおすすめに出てきて読んでみたのですが、すごく面白くて一気に読んでしまいました!!!!とても楽しい作品で、ワクワクしてしまいますッッ!!!!あの!応援しますッ!!!作品頑張ってください!! (2019年12月8日 22時) (レス) id: 5501bf61fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aruba | 作成日時:2019年10月28日 3時